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堀場製作所、中長期計画を更新 半導体増産と不採算領域の構造改革を推進

堀場製作所は中長期経営計画「MLMAP2028」を更新。半導体分野への積極投資と、エネルギー・環境、バイオ・ヘルスケア分野の構造改革により、2028年の売上高目標を4,600億円に上方修正しました。

生産現場のシステムNAVI編集部
堀場製作所、中長期計画を更新 半導体増産と不採算領域の構造改革を推進

この記事の要点: 株式会社堀場製作所は、2028年を目標年度とする中長期経営計画「MLMAP2028」の更新を発表しました。AI需要の拡大に伴う半導体市場の急成長や、水素・モビリティ分野の市場変化に迅速に対応するため、事業ポートフォリオを再評価。成長領域への重点投資と不採算事業の構造改革を断行し、2028年の連結売上高目標を当初計画から100億円増の4,600億円、営業利益目標を100億円増の900億円へと上方修正しました。

発表内容のポイント

  • 京都福知山工場の本格稼働により、半導体向けマスフローコントローラーの生産能力を最大3倍に拡大
  • 水素関連や自動車試験システムなどのエネルギー・環境分野で構造改革を実施し、収益性を改善
  • 独自の経営指標「HORIBA Premium Value」を活用し、資本効率を意識した規律ある投資判断を徹底

発表の背景

2024年2月の計画策定以降、市場環境は激変しています。AI需要の急増によるデータセンター投資の加速で半導体需要が拡大する一方、水素などの新エネルギー投資は停滞。モビリティ分野でもEV集中からハイブリッド車を含む内燃機関への回帰が見られます。同社はこれらの中間地点における環境変化に柔軟かつ迅速に対応するため、計画の更新を決定しました。

何が発表されたのか

具体的な事業戦略として、成長を牽引する「先端材料・半導体」分野では、2023年に投資を決定した京都福知山工場および福知山テクノロジーセンターが本格稼働。主力製品であるマスフローコントローラーの生産能力を最大3倍に高め、グローバルな供給体制を強化します。一方で、収益性に課題がある「エネルギー・環境」分野のメカトロニクス関連事業や、需要停滞が続く水素関連事業、さらに「バイオ・ヘルスケア」分野のヘマトロジー領域では、固定費の最適化や拠点の再編といった構造改革を断行し、収益力の回復を図ります。

製造業・生産管理への見方

製造業の生産管理やDX推進において、キーデバイスである半導体の安定調達は極めて重要な課題です。堀場製作所がマスフローコントローラーの生産能力を3倍に増強することは、半導体製造装置メーカーやデバイスメーカーにとって供給安定化の好材料となります。また、同社が独自の経営指標を用いて資本効率を評価し、市場変化に応じて生産資源を機動的に再配分するアプローチは、製造業におけるポートフォリオ管理や生産体制最適化の先行事例として参考になります。

現場で確認したいポイント

  • 半導体製造プロセス向け分析・計測機器の新規導入や、歩留まり向上に向けた技術連携の可能性
  • 京都福知山工場の本格稼働に伴う、マスフローコントローラーなどの納期や供給安定性の変化
  • 自動車試験システム(メカトロニクス関連)の構造改革が、既存の試験設備保守や今後の調達に与える影響

確認しておきたい点

水素関連市場やメディカル事業のヘマトロジー領域における「構造改革」の具体的な実施内容や、低収益拠点の統廃合計画の詳細については、本リリース内では言及されていません。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 株式会社堀場製作所
発表日時 2026-08-07 17:00:01
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