この記事の要点: AI CROSS株式会社は、株式会社福岡銀行との協業スキーム第二弾として、鉄骨工事の設計・施工を一貫して手がけるRise株式会社への生成AI活用支援を2026年7月8日より開始しました。建設業界が直面する人手不足や、書類作成をはじめとする間接業務の負荷集中といった構造的課題に対し、生成AIを用いた実践的な伴走支援を行うことで、現場技術者が本業に集中できる環境づくりと生産性向上を後押しします。
発表内容のポイント
- 全社向け研修で、導入済みのCopilotやGeminiを実務で即座に活かす方法を習得
- 3ヶ月間の壁打ちアドバイザリーにより、施工計画書や見積書作成などの効率化を支援
- 部分的な活用にとどまらず、業務プロセス再構築を視野に入れた自走体制の確立を目指す
発表の背景
建設業界では、2024年4月からの時間外労働上限規制の適用に伴い、長時間労働の是正が急務となっています。調査によると、現場技術者の時間外労働の大きな要因として、現場作業後の書類作成や整理が挙げられており、特定のベテラン社員への負荷集中や属人化が課題です。BIM技術を強みとするRiseにおいても同様に、見積書や施工計画書などの間接業務が現場技術者の時間を圧迫しており、全社的なAIリテラシー向上と業務効率化が求められていました。
何が発表されたのか
今回の支援では、まず経営層と現場社員を対象に、安全な活用方法や実務に直結するプロンプト設計などを体系的に学ぶ「生成AIリテラシー研修」を実施します。すでにRiseに導入されているMicrosoft 365(Copilot)やGeminiの最大活用を前提とした設計が特徴です。さらに研修後の3ヶ月間は、対話型のアドバイザリーを通じて、施工計画書や工程表、見積書のたたき台作成など、AIが得意とする業務からスモールスタートで成功事例を積み上げ、全社への展開を図ります。
製造業・生産管理への見方
製造業や建設業の生産現場において、現場作業に伴う膨大な書類作成や段取り調整といった間接業務は、技術者の本来の付加価値業務を圧迫する共通の課題です。本取り組みは、単にAIツールを導入するだけでなく、現場が自ら業務プロセスを再構築し「自走できる体制」を築くことをゴールとしています。設計・施工・製造といったコア業務に人的資源を集中させるためのDXアプローチとして、生産管理や現場改善を進める読者にとって参考となる事例です。
現場で確認したいポイント
- 自社に導入済みのITツールやAI機能が、現場の書類作成業務にどの程度活用できているか
- 研修の実施だけでなく、現場が自走してAIを活用するための伴走体制や相談窓口があるか
- 施工計画書や見積書など、どの間接業務から優先的にAIを適用してスモールスタートするか
確認しておきたい点
本支援における具体的な削減時間や生産性向上の数値目標、およびRiseにおける具体的な導入成果は現時点では公表されていません。今後の運用プロセスの中で検証される段階です。
関連リンク
- 発表企業サイト:AI CROSS株式会社のコーポレートサイトです。
- 発表企業のPR TIMESページ:AI CROSSのプレスリリース一覧が確認できます。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | AI CROSS株式会社 |
| 発表日時 | 2026-07-08 15:30:01 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |