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小野測器、BYD「SEAL」の熱マネジメントモデルを販売開始。xEV開発を効率化

小野測器はIDAJと協業し、BYDのEV「SEAL」の熱マネジメントに関するシミュレーションモデルを発売。実測データに基づく高精度なモデルで、自動車開発の工数削減に貢献します。

生産現場のシステムNAVI編集部
小野測器、BYD「SEAL」の熱マネジメントモデルを販売開始。xEV開発を効率化

この記事の要点: 電子計測器メーカーの株式会社小野測器は、MBD・CAE分野の株式会社IDAJと協業し、中国BYDの電気自動車「海豹(日本名:SEAL)」の熱マネジメントに関する「ベンチマーキングモデル」の販売を2026年9月1日に開始しました。本製品は、実車計測データをもとに構築されたシミュレーションモデルであり、高度化する電動車両(xEV)開発におけるシミュレーション環境の効率化と工数削減を支援します。

発表内容のポイント

  • BYDのEV「SEAL」を対象とした高精度な熱マネジメントモデルを提供
  • サーマルシステム、制御、電気回路、車体が相互に影響しあう完成車動作を再現
  • GT-SUITEで構築され、冷媒切替バルブの複雑な制御や冷媒の相変化にも対応

発表の背景

自動車開発の高度化・多様化に伴い、特にスピードが求められるxEV開発において、競合車両のベンチマーキングは重要な情報源となっています。小野測器は2023年より実測データの販売を開始し、さらにシミュレーション領域への展開としてIDAJと協業。2024年の「元PLUS(ATTO3)」向けモデルに続き、今回の「SEAL」向けモデルのリリースにより、開発現場の多様なニーズに応えるシミュレーション環境の提供を目指します。

何が発表されたのか

今回発売されたモデルは、小野測器の計測・解析技術と、IDAJの解析・モデル化技術を融合して開発されました。マルチフィジックス・シミュレーションツール「GT-SUITE」を用いて構築されており、実測データとの高い再現性を確保しています。WLTC走行や定常走行、停車など様々な運転状態に加え、マイナス7℃から40℃までの幅広い環境温度での挙動を再現可能です。各種諸元や制御、走行モードを変更したシミュレーションが行えるため、設計初期から検証段階まで幅広く活用できます。

製造業・生産管理への見方

自動車メーカーや部品サプライヤーの設計・開発部門において、熱マネジメントは航続距離やバッテリー寿命に直結する極めて重要な要素です。実車を用いた試験には膨大なコストと時間がかかりますが、本モデルを導入することで、実測データに裏付けられた高精度なシミュレーションをPC上で迅速に実行可能になります。これにより、試作回数の削減や開発サイクルの短縮が期待でき、製造業におけるフロントローディングとDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に寄与します。

現場で確認したいポイント

  • 自社で導入しているCAE環境や「GT-SUITE」との連携・互換性に問題がないか
  • 自社がターゲットとする環境温度や走行条件が、本モデルの再現範囲に適合しているか
  • モデルの導入により、既存の熱設計プロセスをどの程度効率化できるか

確認しておきたい点

本モデルの利用には、シミュレーションツール「GT-SUITE」の動作環境が必要になる点や、具体的なライセンス形態、導入費用については個別での確認が必要です。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 株式会社小野測器
発表日時 2026-09-01 15:00:02
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