この記事の要点: 株式会社Whitebellは、受託加工や個別受注を行う製造業に特化した原価管理システム「Cosmil(コスミル)」の正式提供を開始しました。契約者ごとに独立したデータベース環境を構築するセキュリティ体制や、利用規約などの契約体系を整備したことで、本格的な提供体制を確立。案件ごとの原価や粗利、品目単価の推移をExcelへの転記なしで日々把握できる環境を提供します。
発表内容のポイント
- 案件ごとに材料費・労務費・外注費・製造経費を自動集計し、見積差異と理由を記録
- 過去の購入実績から品目単価の推移をグラフ化し、仕入価格上昇の交渉根拠を提示
- 現場の共用タブレットで簡単に工数打刻ができ、労務費として自動で案件原価に反映
発表の背景
受託加工や個別受注型の製造現場では、案件ごとに発生する原価の把握が難しく、価格転嫁を求めるための具体的な根拠を示せない課題がありました。多くの現場でExcelによる集計が行われているものの、日報や伝票からの二重入力が発生し、集計結果が出るのは締め後になるなどタイムラグが生じていました。こうした背景から、リアルタイムに原価を把握し、価格交渉のデータ裏付けを得るためのシステムとして開発されました。
何が発表されたのか
Cosmilは、個別原価計算に基づいて案件単位の損益を管理するWebアプリケーションです。見積原価と実績原価の差異に対し、材料高騰や工程改善などの理由をタグ付きで追記できます。また、品目ごとの月平均単価や購入実績を時系列でグラフ表示する機能を備え、仕入価格の上昇を視覚的に提示可能です。現場の工数管理向けには、PIN入力のみで作業時間を記録できる共用タブレット用の打刻オプションを用意。通信切断時も打刻を継続でき、復帰後に自動送信されて労務費に反映されます。
製造業・生産管理への見方
大量生産を行う繰返生産とは異なり、案件ごとに材料や工程、工数が変動する受託加工・個別受注の現場にとって、原価の「見える化」は利益確保の生命線です。Cosmilは、現場の作業者が入力しやすい打刻インターフェースを提供することで、労務費の集計負荷を下げつつ、正確な実績原価の算出を可能にします。さらに、経営数値や単価情報は管理者のみに表示し、一般作業者には非表示にする権限管理や、IPアドレスによる接続制限など、製造業の調達審査に耐えうるセキュリティ設計が施されている点も実務的なメリットです。
現場で確認したいポイント
- 自社の既存の生産管理手法や、使用している外部システムとの連携(API接続など)が可能か
- 現場の作業者がタブレットでのPIN入力による工数打刻をスムーズに運用できるか
- 自社の個別受注案件における材料費や外注費のデータ入力フローとシステムが適合するか
確認しておきたい点
本システムは受託加工・個別受注型の製造業に特化して設計されており、標準原価が機能している大量生産(繰返生産)の現場は適合領域の対象外とされています。自社の生産形態との適合性を事前に確認する必要があります。
関連リンク
- 株式会社Whitebell 公式サイト:提供企業である株式会社Whitebellの公式ホームページです。
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社Whitebell |
| 発表日時 | 2026-08-12 11:00:01 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |