この記事の要点: サイオステクノロジー株式会社は、米国Chainguard社とパートナー契約を締結し、2026年7月24日より協業を開始しました。この協業により、オープンソースソフトウェア(OSS)の脆弱性やマルウェア混入といったセキュリティリスクに対処し、国内企業の安全なインフラ構築を支援します。製造業のDX推進やスマート工場化に伴い、システム開発におけるソフトウェアサプライチェーンの安全確保が急務となる中、設計段階からセキュリティを組み込む「セキュア・バイ・デザイン」の実現を目指します。
発表内容のポイント
- 脆弱性ゼロを目指す専用設計コンテナ「Chainguard Containers」を提供
- 暗号学的検証によりマルウェアの侵入を98%以上防ぐ言語ライブラリの活用
- SBOMやデジタル署名付きアテステーションの付属による高い透明性の確保
発表の背景
近年、生成AIやクラウドネイティブ環境を支えるコンテナ技術など、多くの先端技術がOSSとして提供されています。企業がこれらの技術を導入するほどOSSの利用が急増する一方、ソフトウェアの提供過程を狙う「サプライチェーン攻撃」が増加し、重大な経営リスクとなっています。このため、後から脆弱性を検知して対処する従来の手法から、開発の初期段階から安全性を担保する「セキュア・バイ・デザイン」への転換が求められています。
何が発表されたのか
協業により提供される「Chainguard Containers」は、既知の脆弱性がゼロのコンテナイメージです。重大なリスクには7日以内、その他のリスクには14日以内に修正するサービス品質保証(SLA)を設けています。また、ソフトウェア部品表(SBOM)や、製造プロセスに改ざんがないことを証明するデジタル署名付きアテステーションが付属し、高い透明性を確保します。さらに「Chainguard Libraries」は、検証済みのソースからビルドすることで、開発環境へのマルウェア侵入を未然に防ぎます。
製造業・生産管理への見方
製造業におけるスマート工場化や生産管理システムの高度化、IoTデバイスの活用において、ソフトウェアの導入は不可欠です。しかし、調達するソフトウェアに脆弱性やマルウェアが混入していれば、生産ラインの停止や機密情報の漏洩といった致命的な事態を招きかねません。今回のソリューションは、部品の調達管理と同様に、ソフトウェアの構成部品(SBOM)を可視化し、その出自の正しさを保証するものです。これにより、製造業のシステム開発・運用におけるセキュリティリスクを低減し、安定した操業を支える基盤となります。
現場で確認したいポイント
- 自社の生産管理システムやIoT基盤の開発において、OSSの依存度や管理状況が把握できているか
- ソフトウェア調達時にSBOM(部品表)の提出を求める体制や、脆弱性管理のルールが整備されているか
- 開発段階からセキュリティを考慮する「セキュア・バイ・デザイン」の導入を検討しているか
確認しておきたい点
本リリースに記載されている脆弱性修正SLAやマルウェア侵入防止率(98%以上)は、Chainguard製品の仕様に基づくものであり、実際の導入環境や運用方法によって効果が異なる可能性があります。自社の開発環境への適用性については、今後の技術評価(PoC)支援などを通じて確認する必要があります。
関連リンク
- 発表企業サイト:サイオステクノロジー株式会社の公式ホームページです。
- 関連ページ:Chainguard社のグローバル公式サイトです。
- 発表企業のPR TIMESページ:サイオステクノロジーのプレスリリース一覧です。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | サイオステクノロジー株式会社 |
| 発表日時 | 2026-07-24 10:30:01 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |