この記事の要点: invilab株式会社は、株式会社イナック、新興プラスチックス株式会社との3社協業により開発した展示システムを、産業用フィルタープレス装置の製造を手掛ける株式会社マキノの本社ショールームへ納品しました。このシステムは、透明有機ELディスプレイ、精密な断面模型、そして3DCG映像を融合させることで、従来は見えにくかった装置内部の複雑な処理プロセスを立体的に可視化するものです。
発表内容のポイント
- 透明有機ELディスプレイ越しに断面模型と3DCG映像を重ねて表示する演出
- iPad専用アプリから工程を選択して再生でき、AIナレーションによる解説も搭載
- 模型製作、ディスプレイ提供、映像・システム開発の3社協業により実現
発表の背景
フィルタープレス装置などの産業用機械は、内部でどのように排水が処理され、水が分離していくかというプロセスが外観から見えにくく、顧客や見学者へ技術的な価値を十分に伝えきれないという課題がありました。従来のカットモデル(断面模型)単体での展示にとどまらず、最新の映像技術と組み合わせることで、直感的に理解できる新しい見せ方が求められていました。
何が発表されたのか
納品されたシステムは、55インチの透明有機ELディスプレイの背後に、マキノの装置を忠実に再現した断面模型を配置した構造です。正面から見ると、実物の模型の上に液体の流れや粒子の沈殿といった3DCG映像が重なって表示され、内部の動きを立体的に把握できます。操作はiPadアプリで行い、排水処理の6工程を個別に再生・停止できるほか、AIナレーションが各工程を解説します。装置の裏側からは、塗装やロゴまで再現された外観を確認できる設計です。
製造業・生産管理への見方
産業機械や大型設備を製造するメーカーにとって、自社製品の「内部プロセス」や「目に見えない技術的強み」を顧客に伝えることは、営業活動や技術PRにおける共通の課題です。本システムのように、精密な物理模型とデジタル映像を重ね合わせる手法は、図面や通常の動画だけでは伝わりにくい流体の動きや機械の連動性を直感的に理解させる有効な手段となります。ショールームでの営業支援だけでなく、工場見学や採用活動、技術承継など、製造業における多様なコミュニケーションのDX化に応用が期待されます。
現場で確認したいポイント
- 自社製品の内部構造や動作プロセスを顧客に説明する際、現状のツールで伝わりきっているか
- 展示コンテンツの追加や更新、製品ラインアップ変更時のシステム側の対応力と運用コスト
- ショールームや展示会への導入にあたり、設置スペースや操作用端末の管理体制
確認しておきたい点
本システムを導入する際、対象となる装置の3DCG映像制作や精密模型の設計にかかる初期費用、およびコンテンツ更新時のメンテナンス体制については、個別に見積もりや仕様確認が必要です。
関連リンク
- 発表企業サイト:invilab株式会社の公式ホームページです。
- 発表企業のPR TIMESページ:invilab株式会社のプレスリリース一覧です。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | invilab株式会社 |
| 発表日時 | 2026-07-23 14:31:48 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |