この記事の要点: 総合化学メーカーのBASFは、中国の上海閔行区にあるエンジニアリングプラスチック工場、および広東省湛江の統合生産拠点(フェアブント拠点)において、国際持続可能性カーボン認証である「ISCC PLUS認証」を取得したと発表しました。これにより、再生可能原料やリサイクル原料を使用した持続可能なエンジニアリングプラスチックの現地供給体制を強化し、アジア太平洋地域における製造業のサステナビリティ対応を支援します。
発表内容のポイント
- 上海と湛江のエンジニアリングプラスチック工場でISCC PLUS認証を取得
- マスバランス方式により、原料の持続可能な原産地とバリューチェーンの追跡性を検証
- アジア太平洋地域における同社パフォーマンスマテリアルズ事業の約7割の拠点が認証取得
発表の背景
グローバルで環境規制やサステナビリティへの要求が高まる中、製造業では製品の品質や性能を維持しながら、温室効果ガス排出量の削減やリサイクル原料の導入を進めることが求められています。BASFは、アジア太平洋地域において持続可能な製品の提供を拡大する取り組みを進めており、韓国やマレーシアに続き、中国の主要生産拠点でも認証を取得することで、現地の顧客が求める低炭素材料の選択肢を広げる狙いがあります。
何が発表されたのか
今回認証を取得したISCC PLUSは、サプライチェーン全体における原材料や製品の持続可能性とトレーサビリティを保証する世界的な制度です。マスバランス(物質収支)方式を適用することで、製造プロセスにおいて再生可能原料やリサイクル原料がどのように割り当てられたかを厳密に検証します。これにより、自動車や電気・電子(E&E)業界をはじめとする顧客企業は、従来のプラスチックと同等の品質や加工性能を維持したまま、信頼性の高いサステナビリティの主張を伴う製品開発が可能になります。
製造業・生産管理への見方
自動車や電気・電子機器の製造現場において、部品や筐体に使用されるエンジニアリングプラスチックの環境対応は急務となっています。今回の中国拠点における認証取得により、現地で調達する材料の選択肢に、信頼性の高い低炭素ソリューションが加わることになります。特に中国に生産拠点を置く日系メーカーにとっては、現地調達の信頼性と供給の安定性を確保しながら、製品のグリーントランスフォーメーション(GX)を推進し、国際的な環境規制に対応するための有力な選択肢となるでしょう。
現場で確認したいポイント
- 自社製品の主要市場や輸出先で求められる環境認証(ISCC PLUSなど)の要件
- 中国の生産拠点で調達しているエンジニアリングプラスチックの代替可能性
- マスバランス方式によるサステナビリティ主張が自社の調達基準に適合するか
確認しておきたい点
本リリースは、BASFが2026年7月21日に発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが翻訳・編集したものです。内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。また、具体的な製品ラインナップや供給開始時期については、同社への直接の確認が必要です。
関連リンク
- 発表企業サイト:BASFジャパンの公式ウェブサイトです。
- 発表企業のPR TIMESページ:BASFジャパンのプレスリリース一覧です。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | BASFジャパン株式会社 |
| 発表日時 | 2026-07-21 14:32:30 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |