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矢崎総業グループが「在庫戦略モデル」を本格導入、2年間の実証を経て国内工場へ展開

矢崎総業グループは、FACTORY Xが開発する「在庫戦略モデル」の本格導入を決定。経験や勘に頼らない適正在庫の算出とシミュレーションにより、属人化からの脱却と論理的な意思決定の仕組み構築を目指します。

生産現場のシステムNAVI編集部
矢崎総業グループが「在庫戦略モデル」を本格導入、2年間の実証を経て国内工場へ展開

この記事の要点: 株式会社FACTORY Xは、ワイヤーハーネス大手の矢崎総業グループにおいて「在庫戦略モデル」の本格導入プロジェクトが決定したと発表しました。両社は2024年から鹿児島部品を中心に2年間にわたる実証実験と導入準備を進めており、2026年より国内生産工場での本格導入・運用フェーズへ移行します。これに伴い、同モデルを搭載した新プロダクト「ISData Platform」も初公開されました。

発表内容のポイント

  • 2年間の実証実験を経て、矢崎総業グループの国内生産工場への本格導入が決定
  • 経験や勘に依存していた在庫判断を、論理的な根拠に基づきシミュレーション可能に
  • 在庫戦略モデルを汎用化した新プロダクト「ISData Platform」を初公開

発表の背景

矢崎総業グループは、徹底した在庫削減により高い競争力を維持してきましたが、コロナ禍を契機に安定供給を最優先する方針へシフトし、意図的な在庫積み増しを行いました。在庫の見える化により数量把握は可能になったものの、「何を、どれだけ持つことが適正なのか」を判断する新たな基準が求められていました。また、熟練管理者の経験に依存する属人化の解消も課題となっていました。

何が発表されたのか

実証実験では、実際の工場データを用いて在庫戦略モデルの検証を行い、適正在庫の算出やシミュレーションを実施しました。これにより、これまで経験則に頼っていた在庫判断を論理的に説明できることを確認。本社と工場が共通の基準で在庫を評価・判断できる環境づくりを進めています。また、このモデルを汎用化した「ISData Platform」は、データ一元管理やAI検索などの機能を備え、意思決定を支援します。

製造業・生産管理への見方

サプライチェーンの不確実性が高まる中、製造業にとって「適正在庫の定義」は経営と現場の共通課題です。本プロジェクトは、単なる在庫削減ではなく、供給リスクと保有コストのバランスをロジカルに評価する仕組みを構築した事例として参考になります。本社と工場が同一の評価基準を持つことで、需給変動に対する迅速な意思決定と、属人化しがちな在庫管理業務の標準化・DX推進に寄与します。

現場で確認したいポイント

  • 自社の在庫管理において、適正基準が担当者の経験や勘に依存していないか
  • 本社(経営層)と製造現場の間で、在庫の評価基準が共通化されているか
  • 急激な需要変動や供給リスクに対し、論理的な在庫シミュレーションが行えるか

確認しておきたい点

新プロダクト「ISData Platform」の具体的な機能詳細や一般向けデモの公開は、2026年秋頃を予定しているため、現時点では即時の詳細確認や導入検討が難しい点に留意が必要です。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 株式会社FACTORY X
発表日時 2026-07-15 14:00:02
元記事 PR TIMESで読む

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