この記事の要点: 株式会社ハイオスは、株式会社JVCケンウッド山形における電動ドライバー「熟練工」シリーズの導入事例を公開しました。過酷な環境下での動作が求められる北米向け業務用無線機などの製造現場において、1台あたり約300本に及ぶねじ締め工程の品質管理と、作業者の負荷軽減を両立させた「メイド・イン・山形」の技術連携によるものづくりの詳細が明らかになっています。
発表内容のポイント
- 1台あたり約300本のねじ締めに対し、カウンター機能で締め忘れや本数ミスを防止
- 生産管理システムと連動し、工程ごとに使用可能なドライバーだけを自動制御
- 軸ブレの少なさとスリムなグリップにより、女性作業者が多い現場の疲労を大幅軽減
発表の背景
JVCケンウッド山形では、高い堅牢性が求められる警察・消防・救急向けの業務用無線機や最高級アマチュア無線機を製造しています。多品種生産が進む中、1台あたり約300本ものねじを使用する機種の生産開始にあたり、締め忘れや本数ミスといったヒューマンエラーを構造的に防ぐ仕組みづくりと、手動作業における作業者の負担軽減が課題となっていました。
何が発表されたのか
同工場ではハイオスのカウンター付き電動ドライバー「熟練工」シリーズを200本以上導入し、生産管理システムと連動させています。作業画面の指示に合わせてシステムが使用可能なドライバーのみを自動制御するため、物理的な入れ替えの手間なく誤使用を防ぎます。また、自動ネジ締め機にも同ドライバーを活用しており、導入から3〜4年が経過してもトルク設定値に大きな変動がない長期安定性を実現しています。
製造業・生産管理への見方
多品種少量生産や高密度な電子機器組み立てを行う製造現場において、ねじ締めは品質を左右する重要工程です。本事例は、電動ドライバーを単なる工具ではなく、生産管理システムと連携するデジタルデバイスとして位置づけることで、ポカヨケ(誤操作防止)とトレーサビリティ向上を同時に達成したDXの好例です。さらに、現場の作業者(特に女性)の使いやすさを追求することが、結果として品質の安定と標準化につながるプロセスを示しています。
現場で確認したいポイント
- 自社のねじ締め工程において、本数ミスや締め忘れを防ぐカウンター機能の導入余地はあるか
- 多品種が流れるラインで、作業指示システムと工具の動作制御を連動させる仕組みが構築できているか
- 現場の作業者が使用する工具の重量や反動、軸ブレが、作業疲労や製品破損のリスクになっていないか
確認しておきたい点
本事例に登場する「熟練工ドライバー BLG-BC2シリーズ」の具体的な仕様や、自社の生産管理システムとの連携可否については、個別での技術的な確認が必要です。
関連リンク
- 発表企業サイト:株式会社ハイオスの公式ウェブサイト
- ユーザー訪問企画一覧:ハイオス製品の導入事例バックナンバー
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社ハイオス |
| 発表日時 | 2026-07-14 10:00:41 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |