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伊アプリリア、新型「RS 660 Factory」発売 CFD解析と風洞実験による空力設計

ピアッジオグループジャパンは、ミドルクラスの新型スポーツバイク「RS 660 Factory」の受注を開始。CFD解析や風洞実験を駆使した新設計フェアリングや、出力向上と環境基準を両立したエンジンを搭載しています。

生産現場のシステムNAVI編集部
伊アプリリア、新型「RS 660 Factory」発売 CFD解析と風洞実験による空力設計

この記事の要点: ピアッジオ グループ ジャパン株式会社は、ミドルウェイト・スポーツバイクの新型モデル「RS 660 Factory(ファクトリー)」の受注を2026年7月14日より開始しました。本モデルは、CFD(数値流体力学)解析や風洞実験、実走テストを経て開発された新設計のエアロダイナミクス構造を採用し、環境基準「EURO 5+」に適合しながらも最高出力を向上させたエンジンを搭載。日本国内向けには12台限定で導入されます。

発表内容のポイント

  • CFD解析と風洞実験を駆使し、走行風の防御と排熱効率を両立した新設計フェアリング
  • スロットルボディの大径化により、EURO 5+適合と105HPへの出力向上を両立
  • 6軸慣性プラットフォームやローンチコントロールなど、高度な電子制御システムを搭載

発表の背景

欧州の厳しい排出ガス規制である「EURO 5+」への適合が求められる中、二輪車開発においては環境性能の確保と走行パフォーマンスの維持・向上の両立が課題となっています。アプリリアは、MotoGPなどのレース活動で培った空力技術や電子制御技術を市販車にフィードバックすることで、環境基準をクリアしつつ、車両の付加価値を高める設計アプローチを採用しました。

何が発表されたのか

今回の新型モデルでは、フロントフェアリング下部に大型ウイングを配し、走行抵抗の低減と高速安定性を向上させています。サイドフェアリングには、デザインと機能を融合させたダブルレイヤー構造を採用。CFD解析と風洞実験を重ねることで、ライダーへの風圧軽減と、エンジン・ラジエーターからの熱気排出効率の向上を同時に実現しました。また、エンジンはスロットルボディを従来の48mmから52mmへと大径化し、最高出力を105HPに高めています。車体には、剛性を確保しつつ軽量化を図るため、エンジン自体を応力部材として活用するアルミニウム製ツインスパーフレームが採用されています。

製造業・生産管理への見方

本車両の開発プロセスは、製造業におけるシミュレーション技術と実機検証の高度な融合を示しています。CFD解析によるデジタル空間での流体設計から、風洞実験、そして実走行テストへと段階的に検証を進める開発手法は、試作回数の削減と開発期間の短縮、そして高い機能性の実現を両立する設計・開発DXの好例です。また、エンジンを構造部材として活用するフレーム設計や、アルミニウム製ツインスパーフレームの採用など、軽量化と高剛性を両立させるための構造解析や金属加工技術の観点からも、輸送機器製造における高度な設計アプローチが具現化されています。

現場で確認したいポイント

  • CFD解析と風洞実験のデータをどのように連携させ、設計の最適化期間を短縮しているか
  • エンジンを応力部材として活用する車体設計において、どのような強度計算や接合技術が用いられているか
  • EURO 5+などの厳しい環境規制に対応するため、吸気系や燃焼制御にどのような技術的変更が加えられたか

確認しておきたい点

本車両は日本国内向けに12台限定での導入となっており、極めて限定的な生産・供給体制となっています。また、出荷開始時期は2026年8月頃より順次とされていますが、輸入状況等による供給スケジュールの変動については言及されていません。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 ピアッジオ グループ ジャパン株式会社
発表日時 2026-07-14 11:00:22
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