この記事の要点: 株式会社ミスミグループ本社は、機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy(メビー)」において、切削加工時に部品の隅や曲面に削りきれない部分が残る形状でも、そのまま注文できる新機能を2026年10月5日より提供開始しました。従来は自動見積もりの対象外となり、手動見積もりや設計変更が必要だった部品が、3Dビューワー上で仕上がりを確認しながら設計データのまま発注可能になります。
発表内容のポイント
- 切削加工で発生する「削り残り」形状を自動見積もり・注文の対象へ拡大
- 3Dビューワー上で削り残りの有無や発生箇所、実際の仕上がりを確認可能
- 対象は切削加工(角物)で、鉄・SUS・アルミ・樹脂などの材質に対応
発表の背景
自動化装置や治具の切削部品では、工具が届きにくい隅部などに削り残りが発生することがあります。用途に影響がない場合はそのまま使用されるケースもありますが、従来のmeviyでは削り残りが発生する部品は自動見積もりの対象外でした。そのため、手動での見積もり依頼や設計変更の再アップロードが必要となり、調達リードタイムや工数が増加する要因となっていました。顧客からの「設計変更せず注文したい」という要望を受け、今回のシステム開発に至りました。
何が発表されたのか
今回のアップデートでは、システム開発により見積もりロジックを刷新しました。これにより、加工方法に合わせて隅部などを細かくモデリングし直す手間が省け、設計した3Dデータのまま見積もり・発注が可能になります。対象となるのは切削加工(角物)で、材質は鉄、SUS、アルミ、樹脂(一部材質を除く)、最大サイズは600×400×70mmまで対応します。納期は最短3日目出荷となっており、調達業務のさらなる効率化を支援します。
製造業・生産管理への見方
部品調達における設計・調達部門の「手戻り工数」を削減する実用的な機能向上です。これまでは、3D CAD上で削り残りを回避するための逃げ加工をモデリングしたり、手動見積もりの回答を待ったりする時間が発生していました。今回の機能追加により、設計者は3Dビューワー上で仕上がり影響を確認するだけで、そのまま発注プロセスに進むことができます。特に多品種少量の治具や自動化装置の部品調達において、設計から発注までのリードタイム短縮と、設計変更に伴うミス防止に貢献します。
現場で確認したいポイント
- 自社で設計している治具や装置部品で、隅部の逃げ加工やモデリング修正に要していた工数
- 対象となる材質(鉄・SUS・アルミ・樹脂)や、最大サイズ(600×400×70mm)の適合性
- 3Dビューワー上での削り残り箇所の表示精度と、実際の仕上がり許容基準の社内ルール化
確認しておきたい点
一部の材質は対象外となるほか、削り残りの発生箇所や大きさによっては、部品の機能や組み立てに影響を及ぼさないか、3Dビューワー上で設計者自身が慎重に確認・判断する必要があります。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社ミスミグループ本社 |
| 発表日時 | 2026-10-05 11:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |