この記事の要点: 株式会社ソラコムは、デバイス通販サイト「SORACOM IoTストア」において、Seeed株式会社が開発するLTE-M対応のセルラーIoTデバイス開発ボードの最新モデル「Wio BG770A v1.1」を2026年9月15日より提供開始した。本製品はArduino IDEで開発可能で、電源まわりの回路設計が見直されたほか、電源電圧の計測機能などが新たに追加されている。
発表内容のポイント
- 電源回路の改良により、Grove給電まわりの設計や電圧計測機能を新たに追加
- LTE-M通信に対応し、乾電池や充電式バッテリーによる長期の省電力運用が可能
- 既存モデルと基本仕様は共通で、開発環境の設定変更により既存スケッチを移行可能
発表の背景
前モデルの「Wio BG770A」は、産業設備や農業計測器の遠隔監視、乾電池駆動によるIoTデバイス開発、既存設備とのUART接続などで活用されてきた。今回のアップデートは、これまでの利用実績から寄せられた電源設計に関するユーザーからのフィードバックを反映し、現場での実用性を高めるために実施された。
何が発表されたのか
最新版の「v1.1」では、Grove給電まわりの回路が見直されたほか、電源電圧を計測できる機能が追加された。さらに、既存設備とUART接続する際にGrove-UARTコネクタ経由でDC3.3Vの電源供給を受けられる機能も備わっている。基本的な仕様や使用関数は従来モデルから変更がないため、開発環境のボードバージョン設定を変更するだけで、既存のプログラムをほぼそのまま利用できる設計となっている。
製造業・生産管理への見方
製造現場における設備監視や環境データの遠隔モニタリングにおいて、電源確保が難しい場所へのセンサー設置は大きな課題である。本ボードは、低消費電力なLTE-M通信に対応し、乾電池やバッテリーでの長期運用に適している。今回の電源まわりの改良や電圧計測機能の追加により、現場の既存設備と接続してデータを取得する際の電源設計が容易になり、工場内の簡易なIoT化や試作開発のハードルをさらに下げることが期待される。
現場で確認したいポイント
- 既存のプログラムを移行する際、Groveコネクタの電源制御に関する記述の修正が必要か
- 自社の既存設備とUART接続する際の、DC3.3V電源供給の仕様が適合しているか
- 利用予定の場所で、対応するSORACOMのSIMカードおよび通信プランが確保できているか
確認しておきたい点
SORACOM IoT SIMは製品に付属していないため、別途購入する必要がある。また、Groveコネクタの電源制御に関わる記述を含むプログラムを使用している場合は、一部見直しが必要になる場合がある。
関連リンク
- 製品販売ページ:Wio BG770A v1.1の仕様や購入方法
- 発表企業サイト:株式会社ソラコムの公式ウェブサイト
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社ソラコム |
| 発表日時 | 2026-09-15 12:12:58 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |