この記事の要点: カゴメ株式会社は、自社工場で発生するアルミ付き紙容器の損紙を段ボール原紙として再資源化し、自社製品の包装資材に活用する資源循環モデルの取り組みにおいて、公益社団法人日本包装技術協会が主催する「2026日本パッケージングコンテスト」の包装技術賞「適正包装賞」を受賞しました。この取り組みは「カゴメトマトジュースプレミアム」の包装資材に採用されています。
発表内容のポイント
- カゴメ、王子HD、ダイナパックの3社連携による資源循環モデルの実証
- リサイクルが難しいアルミ付き紙容器の工場損紙から紙繊維を分離・回収
- 回収した紙繊維を段ボール資源の循環システムへ組み込み包装資材として活用
発表の背景
アルミ付き紙容器は、紙とアルミなどの複合素材で構成されているため、従来の技術では資源循環が難しい包装材の一つとされていました。カゴメは、工場内で発生する製造ロス(損紙)を有効活用し、持続可能な容器包装の実現を目指すため、製紙・包装大手のパートナー企業と連携して新たな資源循環システムの構築に取り組みました。
何が発表されたのか
今回の受賞対象となった取り組みは、カゴメ、王子ホールディングス、ダイナパックの3社が共同で実証した資源循環モデルです。カゴメの工場で発生したアルミ付き紙容器の損紙から紙繊維を分離・回収し、回収率の高い段ボールの原料として再資源化します。こうして作られたリサイクル段ボールを、再び自社製品である「カゴメトマトジュースプレミアム」の包装資材として活用することで、工場廃棄物の削減と資源の有効利用を両立させています。
製造業・生産管理への見方
製造業の生産現場において、製造工程で発生する端材や損紙などの廃棄物削減は、環境負荷低減とコスト管理の両面で重要な課題です。特に複合素材を用いた包装材は分別や再資源化が困難でしたが、本取り組みはサプライチェーンの枠組みを超えた他社連携により、工場損紙を再び自社製品の資材として循環させる仕組みを構築した点で、製造業DXやグリーン調達を進める生産管理担当者にとって先進的な事例と言えます。
現場で確認したいポイント
- 自社工場で発生する複合素材の廃棄物について、他社連携による再資源化の余地があるか
- 回収した資源を自社製品の包装資材や副資材として再利用する循環ルートを構築できるか
- サプライチェーン上のパートナー企業と共同で取り組む実証実験の体制づくり
確認しておきたい点
本リリースでは、この資源循環モデルによる具体的な廃棄物削減量や、製造コストへの影響、他製品への展開計画などの詳細な数値や今後の見通しについては言及されていません。
関連リンク
- 発表企業サイト:カゴメ株式会社の企業情報ページです。
- 発表企業のPR TIMESページ:カゴメ株式会社のプレスリリース一覧です。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | カゴメ株式会社 |
| 発表日時 | 2026-09-09 16:34:40 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |