この記事の要点: 株式会社シーネットは、システム障害や自然災害、サイバー攻撃などによるメインシステムの停止時に、物流業務を継続するための保険型・待機系WMS(倉庫管理システム)「ci.Himalayas/Standby(仮)」の提供を開始しました。本サービスは、メインシステムが復旧するまでの間、必要最低限の出荷業務を維持するための応急運用環境として機能し、サプライチェーンの途絶を防ぎます。
発表内容のポイント
- メインWMSの復旧を待つ間、必要最低限の出荷業務を継続する応急運用環境を提供
- ハンディ不要でCSVデータ取り込みと紙の帳票出力を中心としたシンプルな運用設計
- 他社製クラウドWMSやオンプレミスWMSを利用している工場や倉庫でも導入可能
発表の背景
近年、自然災害の激甚化やサイバー攻撃によるシステム障害のリスクが高まっています。従来のBCP(事業継続計画)やDR(ディザスターリカバリ)対策は、データのバックアップやサーバー復旧といったITインフラ側の対策が中心でした。しかし、システムが復旧するまでの間に「実際の現場をどのように動かし続けるか」という現場運用の視点での対策が不足している課題があり、本サービスが開発されました。
何が発表されたのか
「ci.Himalayas/Standby」は、日常的に使用するメインWMSとは別に、非常時用の標準環境をあらかじめ待機させておくサービスです。有事の際には、蓄積されたデータを活用して待機環境へ切り替えます。複雑なシステム連携やハンディターミナルを使用せず、CSVデータの手動取り込みと、ピッキングリストや納品書などの帳票出力を中心としたシンプルな「紙とCSV」による運用を採用することで、緊急時でも確実に現場を動かせる仕組みを構築しています。
製造業・生産管理への見方
製造業の出荷・物流部門や部品センターにおいて、WMSの停止は出荷停止や配送遅延、ひいては生産ラインの停止や販売機会の損失に直結する重大なリスクです。本サービスは、自社で稼働しているメインWMSのメーカーを問わず、独立した待機系システムとして導入できる点が特徴です。基本月額10,000円から(データ保持量に応じた従量課金あり)という低コストな保険型設計となっており、製造業の物流BCP対策における現実的な選択肢となります。
現場で確認したいポイント
- 自社工場や倉庫で稼働している現行WMSが停止した場合の、具体的な代替運用手順があるか
- 緊急時に「CSVデータの取り込み」と「紙の帳票出力」による手動運用へスムーズに移行できるか
- 他社製WMSやオンプレミス環境から、本待機系システムへのデータ連携方法に問題はないか
確認しておきたい点
本サービスは非常時の応急運用を目的として機能を絞っているため、平常時と同等の高度な管理やリアルタイムな在庫連動は行えません。また、切替テストや高度なデータ連携機能については、今後の拡張機能として検討段階にあります。
関連リンク
- 関連ニュースリリース:待機系WMS提供開始に関する詳細情報
- シーネット 公式サイト:倉庫管理システム(WMS)を提供するシーネットの公式サイト
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社シーネット |
| 発表日時 | 2026-09-03 12:00:29 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |