この記事の要点: 日東工業株式会社は、株式会社REMAREが主導する廃プラスチック再生プロジェクト「REMARE Plastic SUMMIT」への参画を発表した。自社の製造工程から発生する、従来は処理が困難だったブレーカなどの電材部品に含まれる廃プラスチックをリサイクル素材として提供する。デザイナーと協働してストーリー性のあるプロダクトへと昇華させ、将来的には自社製品への再還元など、企業活動内での資源循環を目指す方針だ。
発表内容のポイント
- 自社工場から発生するブレーカ等の電材部品の廃プラスチックをリサイクル素材として提供
- デザイナーと共創し、廃材のストーリーを汲み取ったプロダクト開発と自社製品への還元を視野に
- 2026年10月に開催される再生プラスチック素材の展示イベントへ出展し成果を公開
発表の背景
国内の廃プラスチックの約60%が焼却処分されているという現状に対し、マテリアルリサイクル素材の開発・製造を行うREMAREが、日本のものづくり企業やデザイナーと共創するプロジェクトを立ち上げた。日東工業はこの趣旨に賛同し、これまでリサイクルが難しかった複合材などの廃プラスチックを「社会実装できる素材」へと転換する取り組みに加わることとなった。
何が発表されたのか
日東工業は本プロジェクトにおいて、主に2つの取り組みを実施する。1つ目は、自社の生産現場から排出されるブレーカなどの電材部品に含まれる廃プラスチックの提供である。2つ目は、提供した廃材をデザイナーグループ「AATISMO」の手によって新たなプロダクトへと再生させることである。単なる廃棄物処理にとどまらず、将来的には自社の製品開発においてこれらの再生素材を再活用する循環モデルの構築を目指している。また、2026年10月14日から16日にかけて東京・品川で開催される展示イベント「REMARE Plastic SUMMIT 2026 Exhibition」に出展し、開発成果を広く公開する予定である。
製造業・生産管理への見方
製造業の生産現場において、複合素材や電子部品・電気機器の製造工程から発生する廃プラスチックの処理は、環境負荷低減とコストの両面で重要な課題である。特にブレーカなどの電材部品は複数の素材が組み合わさっていることが多く、従来の手法ではマテリアルリサイクルが困難なケースが少なくなかった。今回の取り組みは、こうした製造現場の端材や廃材を、デザインと独自技術によって高付加価値な素材へと転換し、さらに自社の生産サプライチェーンへ再投入するという「クローズドループ」の可能性を示すものである。製造業DXやグリーン調達を推進する生産管理担当者にとって、廃棄物削減と資源循環を両立させる具体的な先行事例として注目される。
現場で確認したいポイント
- 自社工場の製造工程で発生する複合素材や電材部品の廃プラスチックの排出量と現在の処理方法
- 再生プラスチックを自社製品や工場内設備へ再導入する際、求められる品質や安全基準のクリア方法
- 他社やデザイナーとの共創による、廃棄物の高付加価値化(アップサイクル)プロセスの構築手順
確認しておきたい点
本リリースに記載されている自社製品への再還元や活用は「将来的な目標」であり、現時点で具体的な採用製品や導入時期、量産化の目処などの詳細な計画は明記されていません。
関連リンク
- 日東工業株式会社 コーポレートサイト:発表企業である日東工業の公式サイトです。
- 日東工業のPR TIMESプレスリリース一覧:日東工業の過去のプレスリリース一覧を確認できます。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 日東工業株式会社 |
| 発表日時 | 2026-09-02 13:00:01 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |