この記事の要点: ハコベル株式会社は、物流統括管理者(CLO)の意思決定や物流企画部門の法対応実務を支援する新システム「CLOダッシュボード」の提供を開始しました。本システムは、同社のトラック予約/受付システム「トラック簿」などと連携し、荷待ち・荷役時間などのデータを活用して複数拠点横断での改善策をAIが提案するほか、法改正に伴う中長期計画や定期報告などの法定書類を指定様式で出力できます。
発表内容のポイント
- 複数拠点横断で荷待ち・荷役状況を可視化し、AIが改善施策を提案する機能
- 改正物流効率化法で求められる中長期計画や定期報告の指定様式をワンクリック出力
- 配車管理システムと連携し、車両単位の積載率可視化から物流費最適化を支援
発表の背景
2026年4月の改正物流効率化法の本格施行に伴い、特定事業者に指定された企業にはCLOの選任や、荷待ち・荷役時間の削減、積載効率向上に向けた「中長期計画」の策定・提出が義務付けられました。初年度の提出期限が2026年10月末に迫る中、多くの特定荷主から「全社横断での改善策検討に課題がある」「法定書類作成の実務負担を軽減したい」といった要望が寄せられていたことが開発の背景にあります。
何が発表されたのか
本システムは、改正物流効率化法が特定事業者に求める「荷待ち・荷役時間の把握と短縮」「積載効率の把握と向上」の3要件に対応します。「トラック簿」を導入している全拠点のデータを一括分析し、平均待機時間のグラフ化や要注意拠点のリスト化を行うほか、AIが改善可能性の高い拠点を提示します。さらに「ハコベル配車管理」との連携により、車両単位の積載率を可視化し、入出荷時刻の調整や積み合わせ改善による物流費の最適化を促します。
製造業・生産管理への見方
製造業の生産管理や物流部門において、工場や倉庫におけるトラックの待機時間削減と積載率の向上は、コスト削減だけでなく法令遵守の観点からも急務となっています。特に年間取扱貨物重量が9万トン以上の「特定荷主」に該当する製造メーカーは、CLOの選任と中長期計画の提出が義務付けられており、実務負担の増加が懸念されています。本システムを活用することで、複数工場や物流拠点にまたがる運行データを統合管理し、AIの提案をもとにした具体的な改善アクションの策定や、行政への報告書類作成を効率化できる点がメリットです。
現場で確認したいポイント
- 自社が改正物流効率化法における「特定荷主」などの特定事業者に該当するか
- 既存のトラック予約受付システムや配車管理システムとのデータ連携が可能か
- 他社製システムやExcel、CSVデータからの取り込み機能のロードマップ
確認しておきたい点
現時点ではハコベルが提供する「トラック簿」や「ハコベル配車管理」などの自社システムとの連携が前提となっており、他社システムやCSVデータからの取り込みは今後の構想段階である点に留意が必要です。
関連リンク
- ハコベル株式会社 コーポレートサイト:発表企業の会社概要や事業内容を紹介する公式サイトです。
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | ハコベル株式会社 |
| 発表日時 | 2026-08-28 09:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |