この記事の要点: 株式会社オロは、同社が提供するクラウドERP「ZAC」において、生成AIやAIエージェントとシステムを接続する「ZAC MCPサーバー」の提供を開始した。これにより、ユーザーは生成AIツールに対して自然言語で指示を出すだけで、ZAC内に蓄積された案件、売上、原価、勤怠などの経営データを検索・集計・分析できるようになる。2026年8月より先行トライアルユーザーの募集を開始している。
発表内容のポイント
- 自然言語の指示だけで、ERP内の売上や工数などのデータを自動集計・分析可能
- リモートMCPサーバー形式のため、サーバー構築不要で簡単な設定のみで利用開始
- ZACの権限設定に基づきアクセスを制御し、基幹システムとしての統制を維持
発表の背景
ERPシステムにはプロジェクト別の損益や工数など、経営判断に不可欠なデータが日々蓄積されている。しかし、これらのデータを分析や会議資料に活用する際、手作業での抽出やExcelでの加工が発生し、データ活用のスピードを妨げる要因となっていた。こうした手作業の課題を解消するため、生成AI・AIエージェントと外部システムを接続する標準規格「MCP(Model Context Protocol)」を活用した連携サーバーが開発された。
何が発表されたのか
「ZAC MCPサーバー」は、クラウド上で提供されるリモート型の接続サーバーである。案件、売上、仕入、経費、勤怠、工数、各種マスタなど、ZACが備える幅広いデータに対応する。例えば「部門別の売上を集計して前年と比較して」といった指示や、予定工数と実績工数の比較、未請求案件のリストアップなどをAIに依頼できる。提供開始時点で対応するAIアシスタントはAnthropic社の「Claude」で、今後順次拡充される予定だ。
製造業・生産管理への見方
個別受注生産やプロジェクト型のものづくりを行う製造業・システム開発部門において、案件ごとの原価管理や工数管理は極めて重要である。本連携により、プロジェクトマネージャーは「担当案件の工数超過の有無」や「残予算に応じた今後の工数アドバイス」をAIからリアルタイムに得られるようになる。また、管理部門における月次の予実管理表への実績値転記といった定型業務をAIに代行させることで、生産管理や原価管理の業務効率化が期待できる。
現場で確認したいポイント
- 自社で利用している、または導入予定のAIクライアント(Claude等)と連携可能か
- 自社が契約しているZACのプラン(ZAC Enterprise等)で本機能が利用できるか
- AIによる集計・分析結果の誤りを見極めるための、社内でのダブルチェック体制
確認しておきたい点
本サービスは生成AIを利用しているため、集計や分析、転記などの出力結果に誤りが含まれる場合があります。経営判断や社外提出資料に利用する際は、必ず出力内容を確認する必要があります。また、利用にはZACの契約が必要です。
関連リンク
- クラウドERP「ZAC」製品ページ:ZACの機能やサービス詳細を紹介するページ
- 株式会社オロ コーポレートサイト:発表企業である株式会社オロの公式サイト
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社オロ |
| 発表日時 | 2026-08-18 10:30:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |