この記事の要点: 株式会社椿本チエインは、株式会社ディーエイチシー(DHC)の通販向け物流拠点「DHC 川崎ロジスティクスセンター」の出荷ライン向けに、複数の自動化システムを納入し、2026年8月5日より本格稼働を開始しました。商品ピッキングから仕分け、梱包、出荷までの一連の工程を自動化することで、出荷処理能力の30%向上を目指し、物流現場の作業負担軽減と安定供給体制の強化に貢献します。
発表内容のポイント
- 小型AGV270台を用いた「T-Carry system」など複数の自動化システムを導入
- ピッキングから仕分け、自動梱包、運送事業者別の仕分けまで一連の工程を連動
- 出荷頻度やサイズに合わせた仕分けにより、出荷処理能力30%向上を目指す
発表の背景
DHCは化粧品や健康食品、アパレルなど多岐にわたる商品の通信販売を展開しており、その物流拠点である「DHC 川崎ロジスティクスセンター」では、約9,700品目もの多品種な商品を取り扱っています。通販需要への対応と物流現場のスタッフの作業負担軽減、さらにはロジスティクス体制の強化が求められる中、椿本チエインの搬送・仕分け技術を活用した自動化システムの導入に至りました。
何が発表されたのか
今回納入されたシステムは、立体自動倉庫から保管商品を出庫した後の工程をカバーします。具体的には、出荷頻度別の商品仕分け、顧客別の商品ピッキング、自動梱包・封函および行先ラベルの貼り付け、そして日付別・方面別・運送事業者別の仕分けまでを、複数のシステムが連動して行います。小型AGV(無人搬送車)270台を用いた「T-Carry system」や、自動仕分けシステム「クイックソート」などが組み合わされ、商品のサイズや出荷頻度に応じた最適な処理ラインが構築されました。
製造業・生産管理への見方
本件は物流倉庫における事例ですが、多品種の製品を扱う製造業の出荷・梱包ラインや、工場内における部品・完成品のピッキング・仕分け工程の自動化においても非常に参考になるシステム構成です。特に、270台という大規模な小型AGVの制御や、ピッキングから梱包、運送事業者別の仕分けまでをシームレスに連動させる仕組みは、製造業DXにおける「止めない・止まらない」搬送・仕分けラインの設計に役立つ知見を提供しています。
現場で確認したいポイント
- 自社の出荷・ピッキング工程において、AGVを用いた自動化が適する規模やレイアウトか
- 多品種小ロットの製品出荷において、サイズや頻度に応じた仕分けシステムの導入余地があるか
- 既存の自動倉庫や基幹システムと、新規の自動化・仕分けシステムとの連携実績や親和性
確認しておきたい点
本リリースでは、導入された自動化システムの詳細な仕様や、既存システムとの連携方法、具体的な投資規模については言及されていません。また、出荷処理能力30%向上は「目指す目標値」であり、稼働初期における実際の測定値ではない点に留意する必要があります。
関連リンク
- 株式会社椿本チエイン:発表企業である椿本チエインの公式サイトです。
- 椿本チエインのPR TIMESページ:椿本チエインのプレスリリース一覧を確認できます。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社椿本チエイン |
| 発表日時 | 2026-08-05 10:10:06 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |