この記事の要点: 株式会社ジャストシステムは、海外の大規模インフラプロジェクトを手掛ける日揮グローバル株式会社が、完全ノーコードのクラウドデータベース「JUST.DB」を導入したことを発表しました。同社エンジニアリング本部電気計装システム部の計装グループでは、数十年にわたり蓄積してきたトラブル事例などのナレッジを新システムへ移行。国内外の設計・建設拠点からリアルタイムでアクセス可能な情報共有基盤を構築し、品質管理体制の強化を図っています。
発表内容のポイント
- 数十年分のトラブル事例をノーコードツール「JUST.DB」へ確実に移行
- 「フラッシュレポート」機能の構築により、1年間で約30件の新規登録を達成
- 国内外の設計・建設拠点からアクセス可能になり、現場でのトラブル対応を迅速化
発表の背景
日揮グローバルが手がけるプラント建設などの大規模プロジェクトは、完工までに5年程度を要することもあり、過去の成功・失敗事例の共有が品質管理の根幹をなしています。従来利用していたシステムの移行に伴い、蓄積された膨大なナレッジを次世代へ継承するための基盤再構築が求められていました。また、品質管理に不可欠な「承認担当者の記録管理」を維持しつつ、現場のユーザーが混乱しない操作性を確保する必要がありました。
何が発表されたのか
日揮グローバルは、担当者1人でもシステム構築が可能な「JUST.DB」を採用し、旧システムの画面構成や操作性を踏襲した「トラブル事例データベース」を短期間で再構築しました。さらに、ボタン一つでグループ全員に周知できる「フラッシュレポート」機能を新たに構築。これにより情報発信の心理的ハードルが下がり、導入後1年間で約30件のレポートが登録されるなど、自発的なナレッジ共有が活性化しました。ネット環境があれば海外の建設現場からでも即座に過去の類似事例を検索・確認できます。
製造業・生産管理への見方
プラント建設や製造現場において、過去のトラブル事例は再発防止と品質保証に直結する極めて重要な資産です。本事例は、長年蓄積されたベテランの知見や現場のナレッジを、ノーコードツールを用いて現場主導でシステム化し、グローバルに共有したDXの好例といえます。特に、品質管理のエビデンスとなる「いつ、誰が承認したか」というワークフローの記録保持と、現場の作業者が使いやすい画面設計を両立させた点は、製造業のシステム選定において非常に参考になります。
現場で確認したいポイント
- 自社に蓄積された過去のトラブル事例や技術伝承のデータが、形骸化せず検索しやすい状態にあるか
- 現場の作業者がトラブル発生時に、モバイル端末等から即座に過去の類似事例を検索できる環境があるか
- 品質保証において必須となる、承認ワークフローの履歴やエビデンスがシステム上に確実に残る仕組みになっているか
確認しておきたい点
本リリースに記載されている導入効果は、日揮グローバル株式会社の電気計装システム部計装グループにおける事例であり、他部門や異なる業務プロセスにおける適用効果や、他社導入時の構築期間については個別検証が必要です。
関連リンク
- JUST.DB 製品ページ:ノーコードで業務システムを構築できるクラウドデータベースの紹介
- 発表企業サイト
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社ジャストシステム |
| 発表日時 | 2026-07-28 10:40:01 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |