この記事の要点: 株式会社obnizは、同社のIoTサービス「obniz Now」において、ビルオートメーションの国際標準規格である「KNXnet/IP」「DALI」「BACnet/IP」への対応を正式に開始したと発表しました。ファームウェアレス・アーキテクチャにより、1台のマイコンデバイスでこれらの建物制御規格への同時接続を実現。これにより、工場や倉庫における生産設備と、空調・照明・換気装置などの建物設備をクラウド上で直結し、統合管理することが可能になります。
発表内容のポイント
- 建物制御の国際規格であるKNX、DALI、BACnetに1台のデバイスで同時対応
- 既存のPLC対応機能と組み合わせ、生産設備と建物設備を同一クラウドで統合管理
- オフライン動作モードや、稼働を止めずに更新できる遠隔書き換え機能を搭載
発表の背景
工場や倉庫、オフィスビルなどの設備は、KNXやBACnetといった業界標準プロトコルで制御されていますが、これまでは対応に高価なコンピューターや大規模な個別システム開発が必要でした。近年、施設管理の人手不足や省エネ規制への対応、サービスロボットの導入などを背景に、照明、空調、エレベーター、警報などの異なる設備をクラウドから横断的に統合管理したいというニーズが急速に高まっています。
何が発表されたのか
今回の対応により、obnizOSを搭載したマイコンデバイス「Intelligent Edge Kilo」を設置するだけで、各種建物設備をobnizクラウドと直結できるようになります。具体的には、照明制御規格のDALIやKNXを介したセンサーデータの収集、BACnetによる空調や換気装置の監視・制御が可能です。さらに、ネットワーク障害時にも規定のロジックを継続実行できる「オフライン動作モード」や、再起動不要でソフトウェアを書き換えられる「obnizOS 7」の技術を採用し、24時間稼働が求められる現場の可用性を確保しています。
製造業・生産管理への見方
製造業の生産現場や物流倉庫においては、生産ラインの稼働状況(PLCデータ)と、工場内の環境(温度・湿度・照度)やユーティリティ設備(空調・照明・換気・シャッター)を連動させた制御が求められています。今回の機能拡張により、「生産設備(PLC)+建物設備(KNX/BACnet)+環境センサー」を一つのクラウドシステムで統合することが可能になります。例えば、生産設備の稼働状況や人感センサーの検知に合わせて、空調や照明、換気装置を自動で最適化するような、エネルギー効率の向上と省人化を両立する製造業DXの基盤として期待されます。
現場で確認したいポイント
- 自社の工場や倉庫で導入されている空調・照明・シャッターなどの制御プロトコルが適合するか
- 既存の生産管理システムやPLCと、obnizクラウドとの連携方法およびデータ連携の要件
- ネットワーク遮断時に、オフライン動作モードで維持すべき最低限の制御ロジックの整理
確認しておきたい点
建物や設備の構成、活用したい内容によってシステム構成が異なるため、一般販売ではなくヒアリングに基づく個別提供・個別見積もりとなります。導入にあたっては、既存設備の調査や接続検証(PoC)が必要となります。
関連リンク
- 発表企業サイト:株式会社obnizの公式企業サイトです。
- 発表企業のPR TIMESページ:株式会社obnizのプレスリリース一覧です。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社obniz |
| 発表日時 | 2026-07-27 11:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |