この記事の要点: 株式会社メディカルアンドテクノロジーズは、スマートフォンとAIを活用して医療現場の情報共有や業務連携を支援するプラットフォーム「kotomos(コトモス)」のパイロット提供を開始しました。人手不足やツールの乱立による「デジタル疲れ」に直面する医療現場の課題解決を目指します。また、同社は2026年7月に開催される国内最大規模の医療IT展示会「国際モダンホスピタルショウ2026」への出展も発表しました。
発表内容のポイント
- スマホとAIを活用し、医療現場の連絡や情報共有、業務確認を1つに集約する
- 臨床支援AIによる医学文献に基づいた情報提示や、院内ナレッジ検索機能を搭載
- 2026年12月末まで、初期・月額費用が無料となるパイロット医療機関を募集中
発表の背景
医療機関では、医師の働き方改革に伴い、限られた人員で業務を運営する仕組みづくりが急務となっています。しかし現場では、電子カルテや紙、FAX、内線電話などが併存し、システムが増えたことで情報の転記や確認作業などの負担が増加していました。また、従来のITツールの多くはPC中心のオフィスワーカー向けに設計されており、移動が多い医療従事者などのエッセンシャルワーカーに最適化されていないという構造的な課題がありました。
何が発表されたのか
「kotomos」は、チーム医療に必要な情報を集約するプラットフォームです。チャットやビデオ通話、シフト管理、患者情報のモバイル参照、受信FAXの閲覧・送信などをスマートフォン上で完結できます。さらに、診断や治療に関する疑問に医学文献をもとに回答する「臨床支援AI」や、院内マニュアルを検索できる「院内ナレッジAI(開発中)」を搭載。3省2ガイドラインに準拠したセキュリティ体制を備え、安全な運用管理を可能にしています。
製造業・生産管理への見方
本作は医療分野のシステムですが、その開発背景や機能群は、製造業や生産管理の現場におけるDXとも深く共通しています。工場などの製造現場も、移動が多くPCの前に留まれないエッセンシャルワーカーが中心であり、紙やFAX、複数のシステムが乱立して情報が分断されやすい環境です。モバイル端末を主軸に据え、現場のコミュニケーションとAIによるナレッジ検索、既存システムとの連携(開発中)を1つに統合するアプローチは、製造現場の業務効率化や属人化解消を検討する上でも非常に参考になる事例と言えます。
現場で確認したいポイント
- 既存の生産管理システムやチャットツールと、モバイル端末の連携状況はどうなっているか
- 現場の作業者が移動しながらでも、必要なマニュアルや指示書にすぐアクセスできるか
- 自社のセキュリティ基準や業界のガイドラインに適合した情報管理体制が構築できているか
確認しておきたい点
「院内ナレッジAI」および「システム連携」は現在開発中の機能です。また、パイロットプランの対象は主に病院や介護施設などを想定しており、製造業への直接的な適用については提供企業への確認が必要です。
関連リンク
- kotomos サービスサイト:製品の機能詳細やパイロット募集の問い合わせ先
- 発表企業サイト:株式会社メディカルアンドテクノロジーズの企業情報
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社メディカルアンドテクノロジーズ |
| 発表日時 | 2026-07-01 15:30:01 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |