この記事の要点: 沖電気工業株式会社(OKI)は、同社の菊地奈穂美氏が一般社団法人 情報処理学会 情報規格調査会の第41回規格総会において、2026年度「標準化功績賞」を受賞したと発表しました。この賞は、情報技術分野の国際標準化において長年にわたり多大な功績を挙げた人物に贈られるもので、菊地氏の約30年間に及ぶソフトウェアおよびシステム技術分野での標準化活動と、国内への普及活動が認められた結果となります。
発表内容のポイント
- OKIの菊地氏が、情報技術分野の国際標準化に貢献したとして「標準化功績賞」を受賞
- ソフトウェアやシステムの品質を確保する「SQuaREファミリー規格」の制定に尽力
- 約30年にわたり国際規格の策定に携わり、国内普及に向けたJIS化にも大きく貢献
発表の背景
IoTやAIの進化、ICTの高度化に伴い、製造現場や社会インフラにおけるソフトウェア・システムの重要性は急速に高まっています。これらを安心・安全に運用するためには、品質基準や支援技術の標準化が不可欠です。標準化は、異なる組織間での円滑な合意形成や、システムの品質確保を支える基盤として、現代の産業界において極めて重要な役割を担っています。
何が発表されたのか
菊地氏は1995年から国際標準化委員会(ISO/IEC JTC 1/SC 7)の専門委員会に参画し、ソフトウェアライフサイクルや機能規模測定に関する活動を継続してきました。2009年からは、システムおよびソフトウェア製品の品質要求・評価を定める「SQuaREファミリー規格(ISO/IEC 25000)」の国際規格制定に貢献。さらに、これら国際規格のJIS化にも尽力し、日本国内におけるソフトウェア品質基準の普及と定着をリードしてきました。
製造業・生産管理への見方
製造業のDXやスマートファクトリー化が進む中、生産管理システムや制御ソフトウェアの品質確保は、工場の安定稼働に直結する重要な課題です。今回受賞の対象となった「SQuaREファミリー規格」などの品質評価基準は、製造現場に導入されるシステムの信頼性を客観的に評価するための指標となります。標準化された規格が国内に普及することで、製造企業はシステム導入時の品質トラブルを未然に防ぎ、ベンダーとの円滑な仕様合意形成を進めることが可能になります。
現場で確認したいポイント
- 自社の生産管理システムや製造ソフトの品質評価に、SQuaRE規格が活用されているか
- システム導入や開発を外部委託する際、標準化された品質基準を要件定義に盛り込めているか
- DX推進において、社内システムの品質管理プロセスが国際標準に準拠しているか
確認しておきたい点
本発表は標準化活動における個人の功績を表彰するものであり、特定の製品やサービスの新規リリース、または具体的な導入事例を紹介するものではありません。
関連リンク
- 発表企業サイト:沖電気工業株式会社(OKI)の公式ホームページ
- 発表企業のPR TIMESページ:OKIのプレスリリース一覧
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 沖電気工業株式会社 |
| 発表日時 | 2026-07-01 12:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |