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東レ、航空宇宙・防衛向け炭素繊維中間材料の新製品を発表

東レは「ファンボロー国際航空ショー2026」に共同出展し、耐熱性に優れたプレセラミック樹脂や、硬化時間を最大45%短縮する高速硬化型プリプレグなどの新製品を公開します。

生産現場のシステムNAVI編集部
東レ、航空宇宙・防衛向け炭素繊維中間材料の新製品を発表

この記事の要点: 東レ株式会社は、2026年7月20日から24日までイギリスで開催される「ファンボロー国際航空ショー2026」にグループ4社で共同出展することを発表しました。同社は、航空、宇宙・防衛分野の厳しい要求に対応する先進材料ソリューションを提案します。ブースでは、優れた熱機械特性を持つプレセラミック樹脂システムや、製造リードタイムを大幅に短縮する高速硬化型の炭素繊維中間材料などの新製品を披露する予定です。

発表内容のポイント

  • 使用温度範囲が広いポリシロキサン系プレセラミック樹脂「TC1810」を公開
  • 機械特性を維持したまま硬化時間を最大45%短縮する「3960-FC」を発表
  • 自動積層技術への適合や厚肉構造での低発熱リスクにより製造コスト低減に貢献

発表の背景

航空宇宙や防衛分野では、過酷な環境に耐えうる高度な物性と、生産効率の向上が常に求められています。東レグループは、グローバルな生産能力の拡充とサプライチェーンの強化を進めており、各国の防衛プログラムにおける国内調達要件や厳格な情報管理に対応できる体制を構築してきました。今回の出展は、これらのグローバルな供給力と、最新の材料開発技術を市場にアピールする狙いがあります。

何が発表されたのか

今回発表された新製品の一つ「TC1810」は、260°Cから1000°Cという広い温度範囲で使用可能なポリシロキサン系のプレセラミック樹脂システムです。ハンドレイアップや自動ファイバープレイスメント(AFP)による低温加工に対応し、電池保護や熱防護システムに適しています。もう一つの「3960-FC」は、従来の機械特性や靭性を維持しながら硬化時間を最大45%短縮した高速硬化型プリプレグです。真空バッグプロセスの適用範囲を広げ、圧縮成形による一体化も可能にすることで、製造コストの低減に寄与します。厚肉構造でも発熱リスクが低い点が特徴です。

製造業・生産管理への見方

製造業や生産管理の視点において、今回の新材料は成形プロセスの効率化と自動化への適応力という文脈で極めて重要です。特に「3960-FC」は、硬化時間の大幅な短縮だけでなく、自動テープ積層(ATL)やAFPなどの自動化製造技術に対して高い適合性を持っています。これにより、高品質な複合材料製品の量産化やリードタイム短縮が期待できます。また、欧州での炭素繊維生産能力拡大や、防衛産業向けの高度なITシステムによる情報管理体制の整備は、地政学的リスクを考慮したサプライチェーンの安定調達を目指す製造業にとって重要な指標となります。

現場で確認したいポイント

  • 高速硬化型材料「3960-FC」の導入による、自社成形ラインのサイクルタイム短縮効果
  • 自動積層技術(AFP/ATL)を導入している現場における、新材料の適合性と成形品質
  • 防衛関連プログラムに対応するための、東レの高度な情報管理体制や国内調達要件への適合状況

確認しておきたい点

新材料の具体的な採用実績や、既存の成形設備をそのまま流用できるかなどの詳細なプロセス条件については、プレスリリース内に記載がないため、個別での技術確認が必要です。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 東レ株式会社
発表日時 2026-06-30 17:04:35
元記事 PR TIMESで読む

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