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コープさっぽろ、需要予測連携で物流平準化を実現する「DeCM-PF」を導入

コープさっぽろは、需要予測データと連携して発注量を自動調整し、荷量の平準化を図る「DeCM-PF」を導入。配送の1便化により積載率を93%に向上させました。

生産現場のシステムNAVI編集部
コープさっぽろ、需要予測連携で物流平準化を実現する「DeCM-PF」を導入

この記事の要点: 株式会社シノプスと伊藤忠商事株式会社が共同展開する食品バリューチェーン最適化サービス「DeCM-PF」が、生活協同組合コープさっぽろに正式導入されました。本システムを活用した物流構造改革の取り組みは、一般社団法人日本物流団体連合会が主催する「第1回日本物流大賞」において大賞を受賞。需要予測データを活用した荷量の平準化により、配送効率の劇的な向上と労働時間の削減を実現しています。

発表内容のポイント

  • 需要予測と連携し、賞味期限や棚容量を考慮して発注数を自動で平準化
  • 日配品の配送を2便制から1便制へ集約し、平均積載率が93%へ大幅向上
  • 配送効率化や共同配送の構築により、年間2.6万時間の労働時間を削減

発表の背景

食品物流の現場では、人口減少に伴うドライバー不足や改正物流効率化法の施行により、荷主企業にも配送効率化への対応が強く求められています。コープさっぽろと物流を担う北海道ロジサービスでは、賞味期限の短い日配品の配送において、曜日ごとの需要変動や前工程の制約から特定の日に配送が集中し、2便目のトラックの平均積載率が35%と低迷。物流維持が限界を迎える中、ITによる抜本的な構造改革が必要とされていました。

何が発表されたのか

今回の取り組みでは、コープさっぽろが導入している需要予測型自動発注サービス「sinops-CLOUD」の予測データと「DeCM-PF」の平準化ロジックを連携させました。直近7日間の需要予測をもとに、商品の賞味期限や店舗の棚スペースを考慮しながら、曜日ごとの納品量が一定になるよう発注数を自動コントロールします。これにより物量のピークが抑制され、在庫を適切に管理しながら配送の「1便化」を達成。さらに、運行ルートの最適化や共同配送、製造工場側での生産集約(1バッチ化)といった現場の改善活動へと繋がりました。

製造業・生産管理への見方

製造業や生産管理の視点において、本件は「小売側の需要予測データ」を起点にサプライチェーン全体の無駄を排除した優れたDX事例です。従来、製造工場や物流センターは小売側の急激な発注変動に振り回され、非効率な生産計画や配送を強いられていました。本システムのように需要予測に基づき発注量を平準化できれば、製造現場における生産負荷の安定化や、原材料調達・在庫管理の適正化に直結します。サプライチェーンの上流と下流がデータを共有し、協調して最適化を図るアプローチは、今後の製造業DXにおいて極めて重要な指針となります。

現場で確認したいポイント

  • 自社の生産・出荷計画が、取引先の突発的な発注変動によってどの程度阻害されているか
  • 需要予測データをサプライチェーン全体で共有し、生産の平準化に活かす仕組みがあるか
  • 物流2024年・2026年問題に対し、荷主として配送効率化や積載率向上の具体策を打てているか

確認しておきたい点

本システムによる効果(積載率93%への向上や年間2.6万時間の労働削減など)は、コープさっぽろおよび北海道ロジサービスにおける導入事例の数値であり、導入企業の規模や運用環境によって効果は異なる可能性があります。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 株式会社シノプス
発表日時 2026-06-30 08:00:02
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