この記事の要点: 投資用不動産販売事業を展開する株式会社TAPPは、営業担当者の提案品質向上と標準化を目指し、自社開発のAIロールプレイングツール「ソクラテス」の運用を開始しました。のべ約5.9万人との面談実績から得られた営業ノウハウをシステムに集約。経験の浅い担当者でも、最新の市場動向や時事ニュースを反映した質の高い提案ができる体制を整え、育成工数の削減と顧客対応の質向上を両立させています。
発表内容のポイント
- 約5.9万人の面談実績に基づく営業ノウハウをAIツールに集約し、実践的な対話練習が可能に
- 時事ニュースや市場動向などの最新情報を反映し、経験年数を問わない提案品質を確保
- ロールプレイングの自動化により、指導にかかる育成工数を削減し顧客対応時間を創出
発表の背景
資産形成への関心が高まる中、同社では顧客数と営業担当者の増加に伴い、担当者ごとの経験年数や学習量による提案品質のばらつきが課題となっていました。不動産市況や金利、税制などの情報は日々変化するため、これらをタイムリーに理解し提案に反映する仕組みが求められていました。また、従来は先輩社員による対面でのロールプレイング指導が中心であり、担当者増に伴う育成工数の肥大化も課題となっていました。
何が発表されたのか
自社開発された「ソクラテス」は、顧客の関心や不安、よくある質問、検討ポイントを学習させたロールプレイングシステムです。実際の対話に近い環境で提案力を磨くことができ、ベテラン社員にとっても自身の提案を客観的に振り返るツールとして機能します。同社では1回30分のロールプレイングを日別平均7.7回実施しており、月間で約77時間(約9営業日分)に相当する育成工数の効率化を実現。これにより、担当者が顧客と向き合う時間をより多く確保できるようになりました。
製造業・生産管理への見方
製造業の営業活動や生産管理における顧客対応においても、熟練者のノウハウ伝承と提案品質の標準化は共通の課題です。特に仕様変更や市場の価格変動、法規制への対応など、最新情報を現場の全担当者へ迅速に浸透させる必要があります。本件のように、過去の膨大な対応実績をシステムに集約し、自動でロールプレイングを行える仕組みは、製造業における技術営業やカスタマーサポートの教育・育成プロセスを効率化するDX事例として参考になります。
現場で確認したいポイント
- 自社の営業やサポート部門において、熟練者のノウハウが形式知化され共有されているか
- 市場動向や製品仕様の変更など、最新情報が全担当者にタイムリーに伝達・習得されているか
- 指導や教育にかかる工数がボトルネックになっておらず、効率的な育成体制が組めているか
確認しておきたい点
本システムは不動産販売事業の営業部門向けに開発されたものであり、製造業の技術営業やBtoB取引にそのまま適用できるかについては、自社の商材や顧客特性に合わせたカスタマイズの検討が必要です。
関連リンク
- 発表企業サイト:株式会社TAPPのコーポレートサイトです。
- 発表企業のPR TIMESページ:株式会社TAPPのプレスリリース一覧です。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社TAPP |
| 発表日時 | 2026-06-26 15:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |