この記事の要点: 業務用通信機器の開発・製造を手がける株式会社ベアリッジは、新ブランド「ReaCom」の第1号機となる業務用コミュニケーションツール「ALVO 1.9」を2026年8月下旬に発売します。本製品は、従来の「押して話す、待って受ける」というトランシーバーの不便さを解消し、リアルタイムで自然な同時通話を可能にするデバイスです。1.9GHz帯DECT方式の採用により、Wi-FiやBluetoothが混在する環境でも安定した通信を提供します。
発表内容のポイント
- 独自のノイズキャンセル機能「ENC 2.0」により、工場などの騒音下でもクリアな音声を伝達
- 1.9GHz帯DECT方式を採用し、電波干渉の多い環境でも最大10人の超低遅延同時通話が可能
- 厚さ12.5mm、重さ95gの薄型軽量設計で、作業者の動きを妨げず長時間の装着負荷を軽減
発表の背景
製造現場や建設現場などの過酷な環境では、周囲の騒音によって指示が聞き取れず、聞き返しや判断の遅れが生じることがあります。これが作業効率の低下だけでなく、重大な事故やミスの原因になるという課題がありました。また、多くの無線機器やWi-Fiが飛び交う現場では電波干渉による通信の不安定さも懸念されていました。こうした現場の課題を解決するため、同社は「現場の声を埋もれさせない」通信ツールの開発に至りました。
何が発表されたのか
「ALVO 1.9」は、マスター(親機)1台に対してリモート(子機)9台を接続し、1グループ最大10人での同時通話に対応します。通信距離は障害物のない見通しの良い場所で水平方向約400m、垂直方向約200mに達します。本体はIP54の防塵防水性能を備え、オプションの防水ケースを装着することでIP67に強化可能です。バッテリー動作時間はマスターが約9時間、リモートが約30時間で、USB Type-Cや専用ドックによる充電のほか、常時給電しながらの24時間運用にも対応します。さらに、通話データを保護する暗号化技術「AES-256」や、グループ内でのルーム分け機能も搭載しています。
製造業・生産管理への見方
製造業の生産現場や工場DXにおいて、作業者間のリアルタイムな情報共有は生産性と安全性を左右する極めて重要な要素です。特に大型機械の稼働音や金属加工音が響く工場内では、従来のトランシーバーによる交互通話や、騒音による音声の途切れが業務のボトルネックとなっていました。本製品が提供する「ENC 2.0」ノイズキャンセル技術と超低遅延の同時通話は、ハンズフリーでのスムーズな指示伝達を可能にし、クレーン作業やライン監視などの連携ミスを防ぐ効果が期待されます。また、Wi-FiやBluetooth機器が多数導入されているスマート工場内でも、1.9GHz帯を使用することで電波干渉を避け、安定した連絡網を構築できる点が強みです。
現場で確認したいポイント
- 自社工場の機械騒音レベルに対して、ノイズキャンセル機能がどの程度有効に働くか
- 既存のWi-Fiネットワークやスマート工場化で導入した無線機器との電波干渉の有無
- 実際の作業動線において、水平400m・垂直200mの通信距離スペックでカバーできるか
確認しておきたい点
本製品の仕様やスペックは2026年6月時点の予定情報であり、発売時に変更となる可能性があります。また、通信距離は障害物のない見通しの良い場所での測定値であるため、遮蔽物の多い実際の工場内での通信安定性については実機での検証が必要です。
関連リンク
- 発表企業サイト:株式会社ベアリッジの公式ウェブサイトです。
- 発表企業のPR TIMESページ:株式会社ベアリッジのプレスリリース一覧です。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社ベアリッジ |
| 発表日時 | 2026-06-25 18:51:43 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |