この記事の要点: 株式会社構造計画研究所は、ドイツのNavVis社が開発したハンディ型3Dレーザースキャナのエントリーモデル「NavVis CLX」の国内販売を開始しました。本体重量約1.8kgという圧倒的な小型・軽量化と、初期導入費用298万円(税抜)からという導入しやすい価格帯を実現。工場やプラントなどの現況記録やレイアウト検討における、日常的な3Dデータ活用を促進します。
発表内容のポイント
- 約1.8kgの小型軽量設計により、高所や狭小な生産設備周辺の計測が容易に
- 2基のLiDARと3基のカメラを搭載し、最大8mm精度のカラー点群を取得可能
- データ量無制限の年間定額プランで、スキャンから共有まで一貫したワークフローを提供
発表の背景
製造業や建設業の現場では、3Dデータを用いたデジタルツインや設備管理の需要が高まっています。しかし、従来の3Dスキャナは機器の重さや運用の難しさ、導入コストが障壁となり、日常的な計測や高所・狭所での柔軟な運用が困難でした。こうした課題に対し、より手軽に導入でき、頻繁なデータ更新に対応できるソリューションが求められていました。
何が発表されたのか
「NavVis CLX」は、2基のLiDARセンサーと3基の12MPカメラを搭載し、最大8mmの精度でカラー点群とパノラマ画像を取得できるエントリーモデルです。本体のディスプレイで計測範囲をリアルタイムに確認できるため、現場での計測漏れを防ぎます。取得したデータは、クラウドサービス「NavVis IVION Processing」で解析し、Webビューワ「NavVis IVION」を介してブラウザ上で閲覧・共有が可能です。標準的な点群処理はデータ量無制限の年間定額プランで提供されます。
製造業・生産管理への見方
製造業の生産管理や保全部門において、工場の設備レイアウト変更や配管の現況把握は頻繁に発生します。本製品は軽量かつマウント機構を備えているため、天井裏や複雑に入り組んだ生産ラインの隙間など、従来の据置型スキャナでは計測が難しかった場所のデータ化を容易にします。また、CADやBIMソフトとの連携にも対応しており、取得した点群データを活用した工場デジタルツインの構築や、レイアウトシミュレーションの迅速化に貢献します。
現場で確認したいポイント
- 自社の工場内にある高所や狭小な設備スペースにおいて、約1.8kgの本体で十分に計測可能か
- 既存のCADソフトやBIMツール(Autodesk Revitなど)とのデータ連携手順が自社の設計フローに適合するか
- データ量無制限の年間定額プランが、自社の計測頻度やデータ処理量に対してコストメリットがあるか
確認しておきたい点
本製品の出荷開始は2026年12月以降を予定しています。また、現行機種で提供されている「3Dガウシアンスプラッティング(3DGS)」による高精細な3D表現機能については、今後の対応予定となっており、導入初期から利用できるわけではない点に注意が必要です。
関連リンク
- 構造計画研究所 コーポレートサイト:発表企業である構造計画研究所の公式サイトです。
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社構造計画研究所 |
| 発表日時 | 2026-09-08 14:00:01 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |