この記事の要点: AI開発を手掛ける株式会社Aitaneは、ピー・シー・エー株式会社(PCA)の完全子会社である飯田橋クロスパートナーズ株式会社から、プレシリーズAラウンドにおいて3,000万円の資金調達を実施しました。今回の調達により、同社が推進する営業AIエージェントの機能拡張や、対面営業向けAIグラスの開発・検証を加速させるとともに、PCAグループが持つ基幹業務システムとの連携を見据えた事業共創の検討を開始します。
発表内容のポイント
- PCAグループのCVCから3,000万円を調達し、開発体制と事業共創を強化
- 商談中の情報確認を可能にする、ウェアラブルな対面営業向けAIグラスを開発
- 販売管理や会計などの基幹業務システムと、営業領域のデータ連携を検討
発表の背景
多くの営業現場では、商談前後の事務作業やデータ入力が担当者の大きな負担となっており、本来の顧客対応に割ける時間が限られているという課題があります。Aitaneは、この営業事務をAIで支援し、現場の負担を軽減することを目指して営業AIエージェントを開発してきました。さらに、手元の端末を操作しにくい対面商談の場でもAI支援を受けられるよう、スマートグラスを活用した新たなデバイス開発に着手しています。
何が発表されたのか
今回の資金調達により、営業AIエージェント『Aitane』の機能拡張と、対面営業向けAIグラスの開発・検証が進められます。このAIグラスは、通信環境が不安定な屋外や騒音のある現場での利用も想定しており、IoTやデバイス制御の知見を持つパートナー企業とも連携して社会実装に向けた検証を行います。また、基幹ソフトウェア大手であるPCAグループとの協業を通じて、営業活動のデータと会計・販売管理などのバックオフィス業務をシームレスにつなぐ仕組みの構築を目指します。
製造業・生産管理への見方
製造業の営業やフィールドサービス、調達部門の現場では、顧客先での対面商談や仕様の確認時に、手元のPCやスマートフォンを操作しにくい場面が多々あります。ウェアラブルなAIグラスが実用化されれば、現場にいながらハンズフリーで必要なデータや過去の取引履歴を確認できるようになり、業務効率化が期待されます。また、営業活動のデータが販売管理や生産計画などの基幹システムと直接連携することで、受注から生産、出荷までの情報伝達が迅速化し、製造業DXの推進に寄与する可能性があります。
現場で確認したいポイント
- 騒音や通信環境が不安定な工場・屋外現場におけるAIグラスの動作安定性
- 既存の販売管理や生産管理システムと、営業AIエージェントとのデータ連携方法
- 対面商談や現場作業時にAIグラスを装着することに対する、顧客側の受容性
確認しておきたい点
PCAグループの基幹システムとの具体的な製品・システム連携については、現時点では決定しておらず、今後両社で協議・検証を進める段階である点に留意が必要です。
関連リンク
- 発表企業サイト:株式会社Aitaneの公式ホームページです。
- 発表企業のPR TIMESページ:Aitaneのプレスリリース一覧が確認できます。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社Aitane |
| 発表日時 | 2026-09-08 13:10:01 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |