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TOPPAN、アパレル向け小型デュアルRFIDタグ開発。UHFとNFCを1枚に統合

TOPPANがUHF帯とNFCを統合した小型デュアルRFIDタグを開発。サプライチェーン管理と消費者への情報提供を両立します。

生産現場のシステムNAVI編集部
TOPPAN、アパレル向け小型デュアルRFIDタグ開発。UHFとNFCを1枚に統合

この記事の要点: TOPPANホールディングス傘下のTOPPAN株式会社は、アパレルブランド向けに、サプライチェーン管理と消費者へのトレーサビリティー情報提供を両立する小型デュアルRFIDタグを開発しました。2026年度内の提供開始を目指します。長距離一括読み取りに優れたUHF帯と、近距離通信で安全性に優れたNFCの2つの通信規格を統合し、製品ライフサイクル全体を通じた確実な情報管理と開示を可能にします。

発表内容のポイント

  • UHF帯とNFCを統合し、物流効率化と消費者への情報提供を1枚のタグで両立
  • 縫製用の導電糸を活用する構造により、小型ながら5m以上の長距離通信を実現
  • 家庭用洗濯機100回のテストをクリアする高耐久設計で、購入後の追跡にも対応

発表の背景

欧州のデジタルプロダクトパスポート(DPP)規制をはじめ、製品ライフサイクル全体を通じたトレーサビリティーの法制化が世界的に進んでいます。アパレル業界でも2027年以降にDPP導入が予定されるなど、確実な情報開示が急務となっています。しかし、従来のUHF帯タグは在庫管理やレジ業務が主目的であり、購入後は切り離されて捨てられることが多く、購入後の追跡やリサイクル時の情報参照に活用しにくい課題がありました。

何が発表されたのか

今回開発されたRFIDタグは、製造・物流・店舗ではUHF帯による一括読み取りで業務を効率化し、購入後は消費者がスマートフォンでNFCを読み取ることで、トレーサビリティー情報や真贋判定、キャンペーン情報などを確認できます。衣服の織ネーム(ブランドタグ)への実装を想定しており、縫製時に導電糸を電波と結合させる構造により小型化と長距離通信を両立。さらに、ICチップと実装部を補強することで、家庭用洗濯機100回の洗濯テストをクリアする耐久性を備えています。

製造業・生産管理への見方

製造・生産管理の視点では、原材料調達から製造、流通、そして消費者が手にした後の廃棄・リサイクルに至るまで、一貫したトレーサビリティー体制を単一のタグで構築できる点が重要です。同社のID認証プラットフォーム「ID-NEX® NFC セキュアID認証サービス」を活用することで、既存システムやブロックチェーンと連携し、改ざん困難な形でデータを追跡できます。これにより、今後厳格化する環境規制やDPP対応への適合を、製造現場の負荷を抑えつつ進めることが可能になります。

現場で確認したいポイント

  • 自社製品の織ネーム(ブランドタグ)への実装プロセスや、縫製ラインでの導電糸の取り扱い方法
  • 既存の生産管理システムや在庫管理システム、ブロックチェーン等とのデータ連携手順
  • 1枚あたり約100円から(10万枚手配時)とされる導入コストと、規制対応による投資対効果

確認しておきたい点

本製品の提供開始は2026年度内を予定しており、現時点では即時導入はできません。また、提示されている「約100円/枚〜」の価格には織ネーム自体の費用は含まれておらず、導入数量によって変動する点に留意する必要があります。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 TOPPANホールディングス株式会社
発表日時 2026-09-02 10:02:14
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