この記事の要点: 株式会社ロビットは、2026年7月15日から17日に東京ビッグサイトで開催された「TECHNO-FRONTIER 2026」内の「設計・製造DX展」に出展しました。同社はAI、ソフトウェア、ハードウェアを一気通貫で自社開発する強みを活かし、新製品であるAI外観検査ソリューション「TESRAY OMNI」を展示したほか、自動車部品や極小部品など、さまざまな業種や形状に対応する外観検査の自動化事例を公開しました。
発表内容のポイント
- 新製品「TESRAY OMNI」は、3つの検知モデル統合により多様な不良を高精度に判別
- iPad上で不良箇所をなぞるだけでAI学習ができる「かんたん学習機能」を搭載
- AIが不良サンプルを生成する機能により、教師データの収集負荷を最大70%削減
発表の背景
製造現場では、品質管理の厳格化や人手不足を背景に、外観検査の自動化ニーズが高まっています。しかし、従来のAI検査では不良サンプルの収集に膨大な時間がかかることや、専門知識を持つ人材の不足、複雑な形状のワークへの対応が難しいといった課題がありました。ロビットは、これらの課題を解決するために、AI・ソフト・ハードを融合したクロスソリューションの開発を進めてきました。
何が発表されたのか
新製品「TESRAY OMNI」は、分類・良品学習・検知モデルを統合した高精度判定に加え、特許技術である「かんたん歩留調整機能」や、専門知識不要でiPadからAI学習が行える機能を備えています。さらに、実ラインで発生しにくい不良サンプルをAIが生成する「NG品生成機能」により、立ち上げ期間を短縮します。展示ブースでは、多軸ロボットを用いた複雑形状の多面撮像や、ロボットアーム搭載カメラによる大型部品の検査、毎分約2,500個の高速処理を行う極小部品向け搬送撮像など、具体的な自動化事例が紹介されました。
製造業・生産管理への見方
本ソリューションは、これまで自動化が困難とされていた「官能的な検査基準」が必要な鋳造ワークや樹脂成形品、小径中空パイプの内壁検査などに対応している点が、生産管理や品質管理の担当者にとって注目すべきポイントです。ロボットアームがワークを直接グリップして多面撮像する方式など、省スペースかつ低コストな検査セルの構築提案も行われており、既存ラインへの導入ハードルを下げる工夫が見られます。現場主導でAIの学習や運用の改善サイクルを回せる仕組みは、製造業DXの推進において実用的なアプローチと言えます。
現場で確認したいポイント
- 自社の検査対象ワーク(複雑形状や極小部品など)が、どの撮像方式に適しているか
- 「かんたん学習機能」が、自社の現場オペレーターにとって実際に運用可能か
- 「NG品生成機能」によるサンプル削減効果が、自社の対象製品でどの程度見込めるか
確認しておきたい点
プレスリリースに記載されている「サンプル数を最大70%削減」という数値や、毎分約2,500個という高速スループットは、特定のワークや条件下における実績値である可能性があるため、自社の検査対象物での事前検証が必要です。
関連リンク
- 発表企業サイト:株式会社ロビットの公式ホームページです。
- お問い合わせ:製品やデモに関する問い合わせ窓口です。
- 発表企業のPR TIMESページ:ロビットのプレスリリース一覧です。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社ロビット |
| 発表日時 | 2026-08-10 11:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |