ニュース

Molex、超小型の光コネクター「VersaBeam Mini」発表。AIデータセンター向けに高密度化

Molexは、超小型の16ファイバー拡張ビーム光コネクター「VersaBeam Mini」を発表。従来比3倍の高密度化と、導入・メンテナンス負担の最大85%削減を実現します。

生産現場のシステムNAVI編集部
Molex、超小型の光コネクター「VersaBeam Mini」発表。AIデータセンター向けに高密度化

この記事の要点: 電子部品大手のMolex(モレックス)は、高密度AIおよびハイパースケールネットワーク向けの超小型16ファイバー拡張ビーム光(EBO)コネクター「VersaBeam Mini」を発表しました。この新製品は、3.5 x 9mmという極小のフットプリントでありながら、従来の同社製16接続コネクターと比較して3倍の高密度化を実現。AIデータセンターにおけるスペース、熱、メンテナンスの課題解決に貢献します。

発表内容のポイント

  • 従来比3倍の高密度化により、標準的な1RUパネルあたり最大3,456本のファイバーに対応可能
  • ゼロタッチ拡張ビーム光学技術の採用により、導入やメンテナンスの負担を最大85%削減
  • ガイドピン不要の構造設計により、工場での高速ロボットによる自動組み立てに対応

発表の背景

AIの急速な普及に伴い、データセンターやネットワークにおける光接続密度は指数関数的に高まっています。ネットワーク設計者は、物理的なスペース制限や熱管理、メンテナンス性の確保という課題に直面しており、性能を維持しながら省スペース化と作業効率化を両立できる新しい接続技術が求められていました。

何が発表されたのか

VersaBeam Miniは、コパッケージドオプティクス(CPO)や光バックボーン、フロントパネルスイッチ向けに設計されたコネクターです。16ファイバー単位での対応により、障害発生時の影響範囲を従来の9分の1に縮小し、特定のチャネルの切り分けやホットスワップを容易にします。さらに、オプションの一括挿入機能を使用すれば、1回の動作で最大9個のコネクター(計144本のファイバー)を同時に嵌合でき、初期導入時の立ち上げ作業を大幅に迅速化できます。また、レーザーアイセーフ設計により、作業員の安全性も確保されています。

製造業・生産管理への見方

本製品は、スイッチなどの通信機器を製造するOEMメーカーの生産現場において、組み立て工程の自動化に貢献します。3MのEBOフェルール技術を採用したことで、従来の接続に必要なガイドピンやガイド穴が不要となり、高速なピックアンドプレースロボットによる自動組み立てが可能になりました。これにより、ケーブルアセンブリー工程における生産能力の向上と、部品点数の削減による部品表(BOM)コストの抑制が期待できます。製造業のDXやスマートファクトリー化を支えるインフラ機器の製造効率化に寄与する技術です。

現場で確認したいポイント

  • 自社の通信機器製造ラインにおいて、ガイドピン不要の構造が自動組み立てロボットに適応可能か
  • 16ファイバー単位でのモジュール化が、既存のネットワーク設計や保守運用フローに適合するか
  • 2026年第4四半期のサンプル提供開始に向け、評価用サンプルの手配や検証計画を策定できるか

確認しておきたい点

本製品の限定的な顧客向けサンプル提供は2026年第4四半期に開始される予定であり、量産開始は2027年上半期を予定しています。実際の導入や検証にあたっては、量産時期のスケジュールに留意する必要があります。

出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 Molex, LLC
発表日時 2026-09-24 18:02:35
元記事 PR TIMESで読む

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です