この記事の要点: 三共空調株式会社は、工場で働く社員の熱中症対策として、2025年より「かき氷ステーション」を設置し、段階的な暑熱対策を推進しています。溶接や火気の使用、大型設備からの排熱などにより、工場内は40℃近く、屋外では50℃近くに達する過酷な環境に対応。建設現場での安全対策ノウハウを製造現場に導入し、「暑さは我慢するもの」という従来の意識改革と労働環境の改善を図っています。
発表内容のポイント
- アイススラリー効果を期待できる「かき氷ステーション」を工場内に常設
- 熱中症対策機「取るねつ」の設置や、通気性に優れた作業服への刷新を実施
- 建設現場の安全対策を製造業へ応用し、部署間コミュニケーションの活性化にも寄与
発表の背景
2025年の熱中症対策義務化を契機に、産業界での暑熱対策が加速しています。特に製造現場では、製造工程上の制約から大型空調設備を導入できないエリアが多く存在し、対策が遅れがちでした。建設会社での現場経験を持つ代表取締役社長の就任を機に、建設業界では進んでいる熱中症対策が工場現場で浸透していない現状に着目。同じ「働く人」の安全を守るため、対策の強化が開始されました。
何が発表されたのか
同社が実施する熱中症対策は多角的なアプローチをとっています。まず、作業服を通気性の高いものへ刷新し、水分・塩分補給を促すしおゼリーや麦茶を常備。さらに、三和建設と共同開発した熱中症対策機「取るねつ」を工場内に設置しました。これらに加え、深部体温の冷却(プレクーリング)に効果があるとされるアイススラリーを意識し、自由に食べられる「かき氷ステーション」を導入。これにより、工場勤務者だけでなく本社社員も休憩時に立ち寄るなど、社内交流の場としても機能しています。
製造業・生産管理への見方
製造業の現場、特に町工場や古い設計の工場では、熱源となる機械の稼働や建屋の構造上、全体空調の導入が困難なケースが多々あります。本取り組みは、大規模な空調設備投資が難しい現場であっても、作業服の変更、スポット対策機の導入、そして「かき氷」による体内冷却といった、即効性があり導入ハードルの低い対策を組み合わせることで、実効性のある暑熱対策が可能であることを示しています。現場の安全衛生管理と生産性維持の両立を目指す生産管理者にとって、具体的なアプローチの好例となります。
現場で確認したいポイント
- 自社工場の熱源近くや空調が届かないエリアの夏季温度を正確に把握しているか
- 全体空調の導入が難しいエリアに対して、スポット冷却や体内冷却などの代替案があるか
- 現場作業員が「暑いのは仕方がない」と諦めず、対策を求めやすい環境や文化があるか
確認しておきたい点
本リリースに記載されている「かき氷ステーション」や熱中症対策機「取るねつ」の導入による、具体的な熱中症発生件数の削減率や生産性向上などの数値効果については言及されていません。
関連リンク
- 三共空調株式会社 公式サイト:発表企業のコーポレートサイトです。
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 三共空調株式会社 |
| 発表日時 | 2026-08-04 11:09:44 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |