この記事の要点: イベリコ豚インタープロフェッショナル協会(ASICI)は、欧州連合(EU)の支援のもと、日本市場向けにイベリコハムの品質管理やトレーサビリティ体制を訴求するプロモーション活動を東京で実施しました。日本への生ハム・ショルダーハムの輸出額は2025年に2,186万ユーロに達し、2021年比で約3倍に急成長しています。本イベントでは、厳格な欧州基準に基づく食品安全と、原木ごとの追跡管理体制が詳しく紹介されました。
発表内容のポイント
- 対日輸出額が4年間で約3倍に急増し、アジアにおける最重要市場の一つに成長
- 原木ごとに原産地から最終消費者まで追跡できる厳格な管理体制を整備
- 最長6年を要する乾燥・熟成工程と、品質を損なわないプロのカッティング技術
発表の背景
日本市場は高品質な食材へのこだわりが強く、欧州産生ハムの輸出先としてアジア有数の成長市場となっています。ICEX-ESTACOMのデータによると、2025年の対日輸出額は2,186万ユーロを記録し、2021年からの累計成長率は194.19%に達しました。こうした市場拡大を背景に、ASICIは日本のメディアや食の専門家を対象として、製品の信頼性を担保する製造プロセスやトレーサビリティの仕組みを正しく伝えるための啓発活動を展開しました。
何が発表されたのか
イベリコハムは、イベリア半島原産のイベリコ種を原料とし、伝統的な飼育・製造技術を用いて作られます。製品によっては完成までに最長6年もの乾燥・熟成期間を要するため、長期にわたる品質維持と安全性の確保が不可欠です。欧州基準に準拠した管理体制のもと、すべての原木は原産地から最終消費者に届くまでの全工程が追跡可能となっています。また、最終的な品質や味わいを左右する要素として、適切な温度管理やスライスの薄さ、歩留まりを高めるカッティング技術の重要性も実演を交えて解説されました。
製造業・生産管理への見方
食品製造や加工・流通の視点において、本発表は「長期熟成を伴う高付加価値食品の品質保証」と「グローバルなトレーサビリティの構築」の好例を示しています。最長6年という極めて長期の製造サイクルの中で、品質のばらつきを防ぎ安全性を担保するためには、厳格な工程管理と個体識別管理が欠かせません。原木1本単位で追跡できる管理システムは、サプライチェーン全体の透明性を高め、ブランド価値を維持するための重要なインフラとして機能しています。品質要求が厳しい日本市場で受け入れられるための、高度な品質管理体制のあり方を提示しています。
現場で確認したいポイント
- 長期にわたる製造・熟成プロセスにおいて、品質の均一化と安全性を担保する管理手法
- 原木1本単位で原産地から消費者までを紐付けるトレーサビリティシステムの仕組み
- 最終製品の価値を損なわずに提供するための、歩留まり向上と品質維持を両立する技術指導
確認しておきたい点
本リリースはプロモーションイベントおよび専門研修の実施報告であり、日本国内における具体的な流通経路の変更や、新たなシステム導入に関する技術的な仕様の詳細は記載されていません。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社ATTRUX |
| 発表日時 | 2026-09-23 22:11:53 |
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