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ヤンマーHD、グローバルSCM最適化へデータカタログ導入。AI時代見据えた基盤構築

ヤンマーホールディングスがQuollio Technologiesのデータカタログ「QDIC」を導入。事業ごとに異なる基幹システムのデータをメタデータで統一し、グローバルな在庫把握やPSI分析の高度化を推進します。

生産現場のシステムNAVI編集部
ヤンマーHD、グローバルSCM最適化へデータカタログ導入。AI時代見据えた基盤構築

この記事の要点: ヤンマーホールディングス株式会社は、株式会社Quollio Technologiesが提供するデータインテリジェンスプラットフォーム「Quollio Data Intelligence Cloud(QDIC)」を導入しました。アグリや建機、マリンなど多岐にわたる事業をグローバル展開する同社は、複雑化するサプライチェーンマネジメント(SCM)の最適化と、将来的なAI活用を見据えた全社データ基盤の構築を本格化させています。

発表内容のポイント

  • 事業ごとに異なる基幹システムのデータをメタデータで統一し、手作業の突合を解消
  • 製造拠点や販売会社をまたぐPSI(生産・販売・在庫)分析の精度向上と効率化を実現
  • AIがデータを正しく理解できる「AIフレンドリーなデータ基盤」の構築を目指す

発表の背景

ヤンマーホールディングスは中期経営計画において、グローバルサプライチェーンにおける資産効率の最適化を掲げています。しかし、同社は各事業の機動力を高めるために事業会社ごとの個別システム運用を許容しており、システム間でデータ形式が異なる課題がありました。現場では複数システムから抽出したデータをExcelで手作業により突合しており、データの抜け漏れや意思決定へのリスクが顕在化していたため、データカタログの導入を検討していました。

何が発表されたのか

今回導入された「QDIC」は、データそのものではなく「データについてのデータ」であるメタデータを管理するシステムです。ヤンマーホールディングスは、明確な価格体系やAPIの充実度、国内ベンダーとしての伴走支援体制を評価して採用を決定しました。導入後は、製造拠点や販売会社の各基幹システムから収集したデータに対し、実績計上のタイミングや洋上在庫などの在庫区分をメタデータとして明文化・公開。データ分析者が迷うことなく正しい分析を行える環境を整えました。

製造業・生産管理への見方

製造業のグローバル展開において、拠点ごとに異なる生産管理システムや基幹システムが乱立し、全体の在庫状況や生産実績の把握が困難になるケースは少なくありません。今回の事例は、システム自体を無理に一元化するのではなく、メタデータを用いてデータの「意味」を定義・統一することで、グループ横断のPSI(生産・販売・在庫)分析を迅速化した先進的なDXアプローチです。現場のデータ突合業務を削減し、正確なデータに基づく迅速な意思決定を可能にする仕組みとして、多くの製造業にとって参考になる取り組みと言えます。

現場で確認したいポイント

  • 自社の複数拠点や事業部間で、在庫や生産データの定義にズレが生じていないか
  • 異なるシステムから抽出したデータを、現場が手作業で突合する運用が発生していないか
  • 将来的なAI活用やデータ分析の内製化に向けて、データの意味を管理する仕組みがあるか

確認しておきたい点

本発表はヤンマーホールディングスにおける「QDIC」の導入と一部事業部での先行活用に関するものであり、全事業への展開や、製品別連結損益の把握、SCM領域でのAIエージェント活用などは今後の展望段階にあります。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 株式会社Quollio Technologies
発表日時 2026-07-24 13:00:02
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