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米食品大手、製造現場で勤務日時を選べる「フレックス制度」導入。応募25%増

米食品大手Land O’Lakesが製造・物流現場に勤務日時を自由に選べるフレックス制度を導入。応募数が25%増加し、離職率も低下しています。

生産現場のシステムNAVI編集部
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この記事の要点: 米国の食品大手Land O’Lakes(ランド・オー・レイクス)が、製造およびサプライチェーン部門の現場労働者を対象に、勤務する曜日や時間帯を従業員自身が選択できる「フレックス制度」を導入し、大きな成果を上げています。この柔軟な働き方の導入により、同制度を適用した求人への応募数はフルタイム求人に比べて約25%増加し、新規採用者の離職率も12ポイント低下しました。深刻な労働力不足に悩む製造業界において、現場の働き方改革が人材確保の強力な武器となっています。

ニュースのポイント

  • 週16〜30時間の中で、従業員の都合に合わせたシフトを個別に構築する制度
  • 全米60カ所の製造拠点で導入され、今後140カ所の全拠点へ拡大する計画
  • フレックス求人の応募数は通常より25%多く、新規採用者の離職率は12ポイント低下

背景

コロナ禍以降、労働者の間で「柔軟性」や「ワークライフバランス」への要求が急速に高まりました。従来、製造現場では固定シフトが当たり前とされてきましたが、同社の前サプライチェーン最高責任者が「製造現場では柔軟な働き方は不可能」という固定観念を打破することを提案し、2022年から一部の拠点で試験導入が始まりました。

何が起きたのか

この制度では、パートタイムの従業員が希望する勤務時間を会社に提示し、会社側がそのスケジュールに合わせたシフトを割り当てます。週の労働時間は16〜30時間程度で、トラックの荷下ろしや清掃、事務作業など幅広い職種が対象です。これにより、育児中の親や介護者、学生など、従来のフルタイム勤務が難しかった層の採用に成功しています。各拠点での導入にあたっては、人員配置の調整が必要となるため、現場リーダーの判断を仰ぎながら進められています。

製造業・生産管理への見方

製造業や物流現場では、交代制勤務や固定シフトが一般的であり、柔軟な勤務体系の構築は困難とされてきました。しかし、深刻な人手不足と高い離職率に直面する中、同社の取り組みは「勤務時間の柔軟性」が現場労働者の獲得と定着に極めて有効であることを証明しています。現場のオペレーション管理やシフト調整の負担は増えるものの、多様な人材を確保するための新たな生産管理・労務管理のアプローチとして、日本の製造業にとっても示唆に富む事例です。

現場で確認したいポイント

  • 自社の製造ラインや物流現場で、短時間勤務や不規則なシフトを受け入れる余地があるか
  • 多様なシフトパターンを管理・調整するためのシステムや管理者の体制が整っているか
  • フルタイム勤務が難しい潜在的な求職者層(主婦層、学生、シニア等)の採用ニーズがあるか

確認しておきたい点

本制度の導入には、シフト調整や人員配置の複雑化に伴う管理コストの増加が伴います。また、現場リーダーの負担増に対するサポート体制については、記事中では具体的に言及されていません。

出典情報

出典 Fortune
公開日時 2026-07-12T11:37:00-00:00
元記事 Fortuneで読む

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