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既存カートをロボット化する自動搬送ロボット「トランスカー」が国内初出展へ

モレーンコーポレーションは、既存の搬送カートをそのまま活用して自動搬送化できる医療用ロボット「トランスカー」を展示会に出展。オンプレミス制御による高いセキュリティと最大500kgの搬送能力を備えます。

生産現場のシステムNAVI編集部
既存カートをロボット化する自動搬送ロボット「トランスカー」が国内初出展へ

この記事の要点: 感染対策製品を展開する株式会社モレーンコーポレーションは、2026年7月9日から11日まで開催される学会展示にて、シンガポールのOTSAW社が開発した医療用自動搬送ロボット「TransCar(トランスカー)」を国内初出展します。既存の搬送カートの足回りをロボット化する仕組みで、導入コストを抑えつつ搬送業務の自動化を実現します。院内ネットワークで完結するオンプレミス設計により、セキュリティ面にも配慮されています。

発表内容のポイント

  • 既存カートの足回りを改造し、下部から潜り込んでリフトアップ搬送する設計
  • 最大500kgの重量物搬送に対応し、センサー搭載で人との接触事故を防止
  • 外部ネットワークを遮断し、院内サーバーから制御するセキュアなオンプレミス運用

発表の背景

医療現場では慢性的な人手不足が深刻化しており、特に付帯業務である「搬送」に多くの時間が割かれていることが課題となっています。また、感染症流行時における感染性廃棄物や使用済み物品の安全な運搬体制の確保も求められていました。こうした背景から、人が本来行うべき専門業務に集中できる環境を整えるため、24時間稼働可能な自動搬送ロボットの導入提案が進められています。

何が発表されたのか

今回出展される「トランスカー」は、病院で既に使われている注射薬カートやリネンカート、給食カートなどの足回りを改造して自動搬送化するシステムです。既存の資産をそのまま活用できるため、導入コストの抑制に貢献します。さらに、エレベーターや自動ドアとのシームレスな連携機能を備えており、新築だけでなく既存の施設への導入にも対応します。また、同社はオンデマンド型のマルチパーパスロボット「キャメロ・プラス」の国内総合代理店としての取り扱いも開始します。

製造業・生産管理への見方

製造業や生産管理の視点において、既存の台車やカートといった「現有資産」を活かしたまま自動搬送(AGV/AMR)化するアプローチは、工場や倉庫のDX推進におけるコスト抑制の好例と言えます。特に、専用の搬送容器を新調することなく、既存の物流フローを維持しながら自動化できる点は、現場の混乱を防ぐ上で極めて有効です。また、外部ネットワークから遮断されたオンプレミス環境での制御設計は、機密情報や生産ラインの制御セキュリティを重視する製造現場のシステム構築においても、非常に親和性が高い仕様として注目されます。

現場で確認したいポイント

  • 自社工場で稼働している既存台車やカートの足回り形状が、ロボットの仕様に適合するか
  • 傾斜地やエレベーター、自動ドアなど、既存の生産・物流動線における段差や障壁の有無
  • 完全オンプレミス制御を導入する際、自社の既存ネットワークインフラとの連携可否

確認しておきたい点

本プレスリリースに記載されているロボット「トランスカー」の展示会出展は、実稼働デモンストレーションではなく「静的な展示」となる予定です。実際の走行動作や連携システムの挙動については、実機デモの機会を別途確認する必要があります。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 株式会社モレーンコーポレーション
発表日時 2026-07-07 19:50:01
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