この記事の要点: 株式会社ココロミルは、奈良県三宅町との包括連携協定に基づき実施した「心疾患ケアマインド醸成プログラム」の実績を発表しました。在宅型長時間心電図検査「ホーム心臓ドックpro」を活用した結果、受検者80名のうち40%から不整脈の兆候を検出。一般的な短時間の健康診断では見落とされがちな潜在的リスクを、最長24時間の測定技術によって高い確率でスクリーニングすることに成功しました。
発表内容のポイント
- 受検者の40%から不整脈の兆候を検出し、うち9%を地域の基幹病院等へ医療接続
- 受検者の約半数が40代以下の現役世代であり、働き盛りにおけるリスクを可視化
- 睡眠時無呼吸症候群の兆候を5%、高ストレス状態を58%の受検者から検出
発表の背景
奈良県三宅町は、県全体と比較して心疾患による死亡率が高い傾向にありました。そこで住民の健康意識向上と疾患の早期発見を目指し、通院不要で病院レベルの検査が自宅で行えるココロミルのサービスを導入。特に、通常の健康診断だけでは見落とされがちな「隠れ不整脈」などのリスクを早期に発見するため、子育て世代や働く現役世代をターゲットにモニターを募集し、2025年4月から2026年2月にかけてパイロット調査を実施しました。
何が発表されたのか
今回の調査では、三宅町在住の希望者80名が受検し、そのうち47.5%を40代以下の現役世代が占めました。検査の結果、40%にあたる32名に期外収縮を含む不整脈の兆候が見つかり、そのうち迅速な専門医への相談が必要な「要注意(C判定)」の9%(7名)については、地域の基幹病院などへの受診を促す具体的な医療接続を行いました。また、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の兆候が5%、高ストレス状態が58%に上ることも判明し、現代社会における心身両面のケアの必要性が浮き彫りとなっています。
製造業・生産管理への見方
製造業の生産現場では、交代勤務や夜勤、立ち仕事などによる身体的負荷や精神的ストレスがかかりやすく、従業員の健康管理は労働災害防止や生産性維持において極めて重要な課題です。今回の実証結果は、従来の短時間の健康診断だけでは見落とされがちな「隠れ心臓リスク」や「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」が、現役の働き盛り世代にも少なからず潜んでいることを示しています。自宅で手軽に最長24時間の精密な心電図測定ができる仕組みは、現場作業員の突然死リスク予防や、SASによる日中の強い眠気が引き起こす作業事故の防止対策として、製造業の労務管理・DX推進において有効な選択肢となり得ます。
現場で確認したいポイント
- 交代勤務や夜勤のある現場作業員の健康診断において、心疾患やSASのスクリーニング体制が十分か
- 従業員が通院の手間をかけずに、自宅で精密な健康リスク測定を行える福利厚生や仕組みがあるか
- 高ストレスや睡眠障害の兆候が検出された従業員に対し、産業医や医療機関へスムーズに繋ぐ体制があるか
確認しておきたい点
本プログラムは奈良県三宅町の住民80名を対象としたパイロット調査の結果であり、特定の製造業の職場環境における直接的な実証データではありません。また、次年度に向けてはデバイスの変更(iPhone同封不要の新機種導入)が予定されているため、今後の運用仕様については最新情報を確認する必要があります。
関連リンク
- 発表企業サイト:株式会社ココロミルの公式ホームページ
- 発表企業のPR TIMESページ:ココロミルのプレスリリース一覧
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社ココロミル |
| 発表日時 | 2026-06-25 16:13:58 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |