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BASF、AIデータセンターやE&E向けに高機能樹脂の用途拡大

BASFは、AIデータセンターやe-モビリティの進展に伴う熱・電気負荷の増大に対応するため、ポリアリールエーテルスルホン「Ultrason」の用途展開を強化。光ファイバーコネクタやケーブル被覆などの信頼性向上に貢献します。

生産現場のシステムNAVI編集部
BASF、AIデータセンターやE&E向けに高機能樹脂の用途拡大

この記事の要点: BASFは、AIデータセンター、高速光通信、e-モビリティなどの電気・電子(E&E)分野向けに、ポリアリールエーテルスルホン(PAES)樹脂「Ultrason(ウルトラゾーン)」の用途範囲を拡大します。電子部品の小型化・高集積化に伴う熱的・機械的ストレスの増大に対応し、優れた耐熱性や電気絶縁性、寸法安定性を備えた材料ソリューションを提供することで、機器の長期信頼性と熱管理の向上を支援します。

発表内容のポイント

  • 優れた耐熱性と電気絶縁性を備え、小型・高集積化するE&E部品の熱管理に対応
  • 光ファイバーコネクタや200℃の熱油中に耐えるマグネットワイヤー絶縁材に適用可能
  • 流動性の高いグレードによる薄肉成形や、高粘度グレードによる押出成形など柔軟な加工性

発表の背景

AIやクラウドコンピューティング、電動化の普及に伴い、電子部品は小型化と高集積化が急速に進んでいます。これにより、システム内部の熱的、機械的、電気的な負荷が大幅に増大しており、データ伝送や電力分配を行うE&Eシステムの長期的な信頼性を確保するために、過酷な環境に耐えうる高度な機能を持つ先端材料への需要が高まっていました。

何が発表されたのか

今回用途拡大が発表された「Ultrason」は、PESU(Ultrason E)、PSU(Ultrason S)、PPSU(Ultrason P)からなる透明熱可塑性樹脂ポートフォリオです。光ファイバーコネクタ(FOC)向けには、薄肉形状に対応する高い流動性と靭性を両立し、小型・複雑なコネクタの効率的な生産を可能にします。また、ケーブル被覆やマグネットワイヤーの絶縁材向けには、最高200℃の熱油中での安定した絶縁性と耐薬品性を提供し、PFAS含有ポリマーの代替としても提案されています。さらに、冷却用パイプフィッティングやファンブレードなどの熱管理部品にも適用可能です。

製造業・生産管理への見方

製造業の生産現場や製品設計において、部品の小型化と熱対策は常にトレードオフの関係にあります。本素材は、PEIやPEEK、PAIといった既存の高機能樹脂に代わる選択肢として、コスト効率と加工性を両立している点が特徴です。複雑な薄肉成形を可能にする高流動グレードから、安定した押出成形を実現する高粘度グレードまで幅広くラインアップされており、射出成形や押出成形の現場における設計の自由度を高めます。また、BASFによる部品設計の最適化支援や成形加工ノウハウの提供など、開発サイクルを短縮するための技術サポート体制が整っていることも、製造実務における大きなメリットとなります。

現場で確認したいポイント

  • 既存のPEIやPEEK、PAIを使用している部品において、コストや加工性の改善余地があるか
  • 200℃前後の高温環境や熱油にさらされる配線・絶縁部材の代替材料として適しているか
  • 薄肉・複雑形状の射出成形において、流動性や寸法安定性の課題をクリアできるか

確認しておきたい点

本リリースに記載されている製品の具体的な採用実績や、導入による定量的なコスト削減効果、および詳細な物性データについては、原文に記載がないためメーカーへの直接の確認が必要です。

出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 BASFジャパン株式会社
発表日時 2026-10-14 10:00:02
元記事 PR TIMESで読む

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