この記事の要点: マクセル株式会社は、セラミックパッケージ型全固体電池「PSB401010H」を搭載した「全固体電池バックアップモジュール」の量産を2026年11月上旬より開始します。産業用ロボットやプログラマブルロジックコントローラー(PLC)などのファクトリーオートメーション(FA)機器向けに国内販売を予定しており、生産現場におけるバックアップ電源のメンテナンス性向上を目指します。
発表内容のポイント
- セラミックパッケージ型全固体電池を搭載したバックアップモジュール4機種を開発
- 実際の製造現場環境下でのテスト運用を経て、安定した動作と保守性向上を確認
- 想定耐用年数は10年以上であり、従来の使い切り一次電池のような頻繁な交換が不要
発表の背景
従来のFA機器では、停電時のメモリやリアルタイムクロックのバックアップ用として、使い切りの一次電池が広く採用されてきました。しかし、これらは定期的な交換が必要であり、作業に伴う設備停止が稼働率低下を招くほか、使用環境による寿命のばらつきから残量管理が保全担当者の負担となっていました。こうした課題に対し、マクセルは2024年より顧客の工場内でテスト運用を重ね、量産化に至りました。
何が発表されたのか
今回量産が開始されるバックアップモジュールは、マクセル製の全固体電池を搭載した4機種です。これまでに自動車メーカーや電子部品メーカーの工場内にある産業用ロボットなどでテスト運用が実施され、実際の製造環境における安定したバックアップ動作とメンテナンス性が評価されてきました。本製品の導入により、長期間にわたる電池交換メンテナンスの省力化が期待できます。
製造業・生産管理への見方
製造業の生産管理や保全現場において、設備停止を伴う定期メンテナンスの削減は稼働率向上に直結する重要課題です。特に多くのPLCや産業用ロボットを抱えるラインでは、バックアップ用一次電池の管理工数が無視できません。10年以上の想定耐用年数を持つ全固体電池モジュールへの置き換えは、突発的な電池切れリスクを低減し、保全計画の最適化や製造ラインの安定稼働を強力に支援するDX・自動化の基盤技術として注目されます。
現場で確認したいポイント
- 自社工場で稼働しているPLCや産業用ロボットのバックアップ電池の交換頻度と工数
- 既存のFA機器に対して、本バックアップモジュールが物理的・電気的に適合するか
- 導入にあたり、対象となる産業用機器での十分な検証や動作確認プロセスの確保
確認しておきたい点
本製品の導入にあたっては、利用する産業用機器(FA機器)での十分な検証が必要です。また、想定耐用年数は10年以上とされていますが、実際の使用環境によって異なる点に留意する必要があります。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | マクセル株式会社 |
| 発表日時 | 2026-10-14 11:00:02 |
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