ニュース

パナソニックHD、自動搬送ロボ「ハコボ」を用いた広域施設での実証実験を開始

パナソニックHDは、自動搬送ロボット「ハコボ」と遠隔監視・操作システムを活用し、淡路島の観光施設で案内や夜間警備の実証実験を開始。広域施設における省力化と安全確保の有効性を検証します。

生産現場のシステムNAVI編集部
パナソニックHD、自動搬送ロボ「ハコボ」を用いた広域施設での実証実験を開始

この記事の要点: パナソニック ホールディングス株式会社は、開発中の自動搬送ロボット「ハコボ」を活用したロボットサービスの実証実験を、パソナグループ主導のもと兵庫県立淡路島公園内の「ニジゲンノモリ」で2026年10月15日から28日まで実施します。本実証では、日中の案内業務と夕方・夜間の警備・見回り業務にロボットを投入し、広域施設における運用性や省力化への有効性を検証します。

発表内容のポイント

  • 自動搬送ロボット「ハコボ」によるコンシェルジュ業務と夜間警備の2つのサービスを検証
  • 遠隔監視・操作システム「X-Area Remote」により、異常時の遠隔操作切り替えに対応
  • 国際規格IEC 62061に適合した安全制御ボードを搭載し、人共存環境での安全性を確保

発表の背景

観光施設や大規模公園などの広域エリアでは、夏場の炎天下や夜間の暗所巡回、野生動物との接触リスクなど、スタッフの安全確保と業務負担軽減が課題となっています。また、インバウンド増加に伴う多言語対応も求められています。パナソニックHDは、これまで培った自動搬送ロボット技術と遠隔監視技術を活かし、実際の施設運営に即したサービスモデルの構築を目指して本実証を企画しました。

何が発表されたのか

実証実験では、後部キャビンをカスタマイズできる「ハコボ」にサイネージやカメラを搭載して運用します。日中は「ロボットコンシェルジュ」として園内を巡回し、多言語での施設案内やイベント情報の提供を行い、スタッフの案内業務を支援します。夕方・夜間は「ロボット警備・見回り」として、害獣や不審物、設備異常の検出に活用します。運行管理にはロボットサービスプラットフォーム「X-Area Remote」を使用し、遠隔から位置や周囲映像をモニタリングしながら、必要に応じて遠隔操作へ切り替える体制を整えます。

製造業・生産管理への見方

本実証で活用される遠隔監視・操作システム「X-Area Remote」や、国際規格IEC 62061に適合した安全制御ボードは、工場や物流倉庫などの産業現場における自動搬送車(AGV/AMR)の運用にも直結する技術です。特に、人や既存の設備と空間を共有する製造現場において、安全性を担保しながら自律走行と遠隔操作をシームレスに切り替える仕組みは、搬送工程の自動化・省人化を進める上で重要なリファレンスとなります。広域かつ不特定多数が往来する環境での実証データは、より複雑な工場レイアウトでのロボット実装に向けた信頼性向上に寄与します。

現場で確認したいポイント

  • 自社工場や倉庫の搬送工程において、自律走行から遠隔操作への切り替え機能が必要とされるか
  • 人や他設備と混在するエリアでの搬送ロボット導入にあたり、国際規格適合などの安全基準を満たしているか
  • 複数台の搬送ロボットを導入する場合、一元管理できる遠隔監視プラットフォームの連携が可能か

確認しておきたい点

本実証は観光施設(ニジゲンノモリ)における特定のサービス検証であり、工場や物流倉庫などの製造現場に直接導入された事例ではありません。また、実証実験の期間は2026年10月15日から10月28日までの平日に限定されています。

出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 パナソニックグループ
発表日時 2026-10-14 11:20:02
元記事 PR TIMESで読む

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です