この記事の要点: 日本パレットレンタル株式会社(JPR)は、レンタルパレットの在庫管理Webアプリケーション「X-DD(クロスディーディー)」において、新機能「AIパレット画像認識機能」をオプションとして提供開始しました。スマートフォンのカメラでパレットを撮影するだけで、AIが色別にパレットを識別して枚数を自動カウントし、システムへ登録します。これにより、物流現場におけるパレット受払い業務の省力化と正確性の向上を目指します。
発表内容のポイント
- スマホ撮影だけでAIがパレットを色別識別し、枚数を自動カウントしてシステム登録
- 専用機材やアプリのインストールは不要で、既存のスマホブラウザから利用可能
- 撮影画像はシステム上に保存され、取引先からの照会対応時のエビデンスとして活用可能
発表の背景
改正物流効率化法の施行に伴い、企業にはトラックドライバーの荷待ち・荷役時間を2時間以内に収めるなどの負担軽減策が求められています。JPRのレンタルパレットは手作業に比べ荷役時間を約4分の1に短縮できるため導入が進んでいますが、年間約890万回に及ぶ受払い業務において、多品種混載時のパレット枚数カウントや入力作業が現場の負担となっていました。この作業をデジタル技術で効率化することが開発の背景です。
何が発表されたのか
今回追加された「AIパレット画像認識機能」は、トラックの荷台などをスマートフォンで撮影するだけで、AIがパレットの数量を自動でカウントし、画面へ自動入力する仕組みです。トラックの車番読み取りにも対応しています。確認後に登録を完了すると、撮影画像も同時に保存されるため、後から取引先との間で数量の確認や照会が発生した際のエビデンスとして提示できます。本機能は「X-DD」の有償オプションとして提供されます。
製造業・生産管理への見方
製造業の出荷・受入部門や工場物流において、パレットの管理と回収は日常的な管理工数を要する業務です。特に多品種の製品を積み合わせて輸送する現場では、パレットの積み方が複雑になり、目視によるカウントミスやシステム入力の手間が発生しがちでした。本機能の導入により、出荷・納品時の検収作業が迅速化され、トラックの滞留時間削減に寄与します。また、画像が証跡として残るため、パレットの紛失や数量不一致を巡る事業者間のトラブル防止にも有効です。
現場で確認したいポイント
- 自社の物流拠点や工場で発生しているパレット受払い・検収作業の所要時間とミスの頻度
- 混載便や複雑な積み方をされたパレットに対するAIの認識精度と、現場での実用性
- 既存のパレット在庫管理Webアプリケーション「X-DD」の導入状況とオプション費用
確認しておきたい点
AIによる画像認識の精度や、悪天候・夜間など撮影環境が認識結果に与える影響については、実際の現場環境での検証が必要です。また、本機能は有償オプションであるため、導入にあたっては費用対効果の確認が求められます。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 日本パレットレンタル株式会社 |
| 発表日時 | 2026-10-07 14:00:01 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |