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キャステム、精密加工技術を応用した機械式時計ブランド「I.S.ICASA」を設立

精密金属部品メーカーのキャステムが、独自の精密加工技術を活かした機械式時計ブランドを設立。第一作となる複雑機構時計を披露します。

生産現場のシステムNAVI編集部
キャステム、精密加工技術を応用した機械式時計ブランド「I.S.ICASA」を設立

この記事の要点: 精密金属部品メーカーの株式会社キャステムは、自社の精密加工技術を応用した機械式時計ブランド「I.S.ICASA(アイ・エス・イカサ)」を設立したことを発表しました。22歳の独立時計師である池田創一郎氏と共同で立ち上げたもので、2026年10月9日から開催される時計イベント「Tokyo Watch Week」にて、第一作となる複雑機構時計「I.S.ICASA Tourbillon 01」を初披露します。

発表内容のポイント

  • ロストワックス精密鋳造などを手がけるキャステムが機械式時計ブランドを設立
  • マシニングセンターを活用し、チタンやジュラルミンなどの難削材を自社加工
  • ムーブメントの設計から部品製造、組み立てまでを一貫して自社開発で対応

発表の背景

キャステムは、工作機械や半導体、航空宇宙、医療機器など幅広い産業向けに精密金属部品を供給してきた企業です。近年は3Dプリンターを用いた鋳造法やオリジナル商品の開発、さらにはジュエリーブランドの立ち上げなど、培ってきた金属加工技術を応用した新規事業の開拓を進めていました。今回のブランド設立は、同社の精密加工技術と、独学で時計製作を学んだ若き独立時計師の技術・発想を融合させることで実現しました。

何が発表されたのか

発表された第一作「I.S.ICASA Tourbillon 01」は、ムーブメントのすべてを自社で設計・開発しています。部品の製造にはマシニングセンターを活用し、キャステムが宝飾事業などで培ってきた精密加工技術を投入。地板や受けなどの主要部品には、チタンやジュラルミン、プリハードン鋼といった加工難度の高い金属素材を採用しています。また、外装の95%以上に耐食性に優れた64チタンを使用しているほか、フィルムカメラの機構から着想を得た独自のレバー式巻き上げ機構を開発・搭載している点が特徴です。

製造業・生産管理への見方

本件は、産業用精密金属部品の製造で培った加工技術を、極めて高い精度と意匠性が求められる高級機械式時計の製造へと応用した、製造業における高付加価値化・自社ブランド化の事例として注目されます。チタンやジュラルミンといった難削材の微細加工技術や、マシニングセンターを用いた精密削り出し技術が、時計のムーブメントや外装部品の製造に直接活かされています。下請けからの脱却や、自社のコア技術を活かしたBtoC・独自ブランド分野への展開を模索する製造業にとって、技術の応用可能性を示す一例と言えます。

現場で確認したいポイント

  • 時計製造におけるマシニングセンターの加工精度や微細加工の限界値
  • チタンやジュラルミンなどの難削材を時計部品サイズに加工する際の歩留まり
  • 自社開発ムーブメントの量産化に向けた生産体制や品質管理基準の構築

確認しておきたい点

本リリースでは、時計の販売価格や生産予定数、今後の量産計画などの具体的なビジネス展開に関する数値情報は開示されていません。また、京都の工房における生産能力や、キャステムの既存工場との役割分担についても詳細は不明です。

出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 株式会社キャステム
発表日時 2026-10-07 16:09:36
元記事 PR TIMESで読む

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