この記事の要点: HPCシステムズ株式会社とサンリツオートメイション株式会社は、半導体製造装置や各種検査装置向けに、環境規制や業界規格に対応した産業用コンピュータ「SWS1200」および「SWS1220」の提供を2026年9月29日より開始しました。サンリツオートメイションが開発・国内生産を行い、HPCシステムズが販売と一次保守を担当する協業体制により、装置メーカーの調達要件を強力に支援します。
発表内容のポイント
- chemSHERPAによる製品含有化学物質情報の提供やCMRT/EMRT調査に対応
- 半導体製造装置の国際規格「SEMI-F47」が定める電圧瞬時低下耐性を実機評価で確認
- 国内開発・国内生産による厳格な設計変更管理と、原則6か月前までのPCN発行体制
発表の背景
半導体製造装置をはじめとする産業用装置の分野では、製品含有化学物質情報の適切な伝達や、瞬時電圧低下に対する耐性の確保が重要な調達要件となっています。装置メーカーは、構成部品の化学物質管理や、装置全体での規格適合を証明する負荷に直面しています。こうした課題に対し、開発・製造技術を持つサンリツオートメイションと、装置メーカーへの販売・保守体制を持つHPCシステムズが協業し、規格対応済みの標準モデルを市場に投入しました。
何が発表されたのか
今回発売された製品は、インテル Xeon D-2733NTプロセッサーを搭載した「SWS1200」(3Uモデル)と「SWS1220」(2Uモデル)の2機種です。約1万点の構成部品を管理することで、chemSHERPAによる化学物質情報の提供や、責任ある鉱物調達に関するCMRT/EMRTの調査回答に対応します。また、AC200V以上での使用時にSEMI-F47規格が求める電圧サグ(瞬時電圧低下)への耐性を実機評価で確認済みです。さらに、海外輸出を支援するIEC 62368-1のCB試験証明書も取得しています。
製造業・生産管理への見方
本製品の導入により、半導体製造装置や検査装置のメーカーは、自社装置の環境適合設計や規格適合証明にかかる工数を大幅に削減できます。特に、部品レベルでの化学物質調査やSEMI-F47規格への適合確認は、装置メーカーにとって大きな負担となっていました。これらが検証済みの産業用PCとして提供されることで、開発期間の短縮とコンプライアンス遵守が容易になります。また、国内生産による長期安定供給と、原則6か月前までに発行される製品変更通知(PCN)体制は、生産ラインの長期運用において計画的な代替評価を可能にします。
現場で確認したいポイント
- 自社装置が要求されるchemSHERPAやCMRT/EMRTの提出プロセスと整合するか
- AC200V環境におけるSEMI-F47規格の適合証明が、自社装置の仕様要求を満たしているか
- 拡張スロットに搭載予定のカードが、サンリツオートメイションの事前検証対象に含まれるか
確認しておきたい点
拡張スロットに搭載するカードについては、1スロットあたり75W以下で、かつサンリツオートメイションによる事前検証済みの製品のみが動作保証の対象となる点に注意が必要です。また、価格はオープン価格となっており、詳細な仕様ごとの見積もりは個別問い合わせとなります。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | HPCシステムズ株式会社 |
| 発表日時 | 2026-09-29 15:30:01 |
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