この記事の要点: 株式会社アイディオットは、物流統括管理者(CLO)向け意思決定支援システム「CLOコンパス」において、新機能「拠点ネットワーク最適化」をリリースした。実際の出庫実績データをもとに、任意の拠点を組み合わせた場合の輸送量(トンキロ)の増減をシミュレーションできる。これにより、拠点の統廃合や新設、BCP対策など、複数の拠点配置パターンを定量的に比較検討することが可能になる。
発表内容のポイント
- 任意拠点の組み合わせによる輸送量(トンキロ)の増減シミュレーションが可能に
- 実際の出庫実績をもとに、拠点閉鎖時の他拠点への物量振り替えを算出する
- 拠点統廃合の比較、新設の投資判断、BCPのリスク評価など幅広い用途に対応
発表の背景
改正物流効率化法の施行などに伴い、企業には物流統括管理者(CLO)の配置や、中長期的な物流効率化、環境負荷低減への取り組みが求められている。物流ネットワークの再編は効果的な手段である一方、拠点配置の変更が輸送距離や輸送量に与える影響を事前に予測することは困難であった。こうした課題に対し、より具体的かつ高精度な意思決定を支援するため、本機能が開発された。
何が発表されたのか
今回追加された「拠点ネットワーク最適化機能」は、従来の簡易シミュレーションを拡張したものである。特定の拠点を閉鎖した際、その拠点が担っていた物量が他の拠点へどのように振り替わるかを実データに基づいてシミュレーションし、各拠点の出庫量変化や全体のトンキロ増減を算出する。複数拠点を組み合わせた統廃合や新設のパターンを一つの検証単位として設定できるため、より実態に即した比較評価が行える。
製造業・生産管理への見方
製造業において、工場から調達・配送するサプライチェーンの最適化は、コスト削減やリードタイム短縮に直結する重要なテーマである。本機能の導入により、生産拠点や物流倉庫の再編計画を立案する際、勘や経験に頼るのではなく、実際の出庫データに基づいた定量的なシミュレーションが可能になる。また、トンキロの増減を把握できるため、製造業に求められるCO₂排出量削減などの環境対応や、災害時の代替拠点選定といったBCP(事業継続計画)の策定にも有効に活用できる。
現場で確認したいポイント
- 自社が保有する既存のWMSやTMSなどの出庫データをスムーズに本機能へ連携できるか
- シミュレーション結果をCO₂排出量算定や環境報告書へどのように反映・活用できるか
- 今後予定されている「コストシミュレーション機能」の提供時期や仕様はどうなっているか
確認しておきたい点
本機能によるシミュレーションの精度は、連携する出庫データの正確性や網羅性に依存すると考えられます。また、今後の展開として言及されているコストシミュレーション機能の具体的な提供時期や詳細な仕様については、現時点では明らかにされていません。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社アイディオット |
| 発表日時 | 2026-09-24 16:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |