ニュース

森永製菓が生産スケジューラと連携する要員計画システムを導入、学会で事例発表

森永製菓が生産スケジューラと要員計画システムを連携させ、属人性の排除と計画業務の標準化を実現。学会での発表内容が公開されました。

生産現場のシステムNAVI編集部
森永製菓が生産スケジューラと連携する要員計画システムを導入、学会で事例発表

この記事の要点: ウィンワークス株式会社は、森永製菓株式会社が「スケジューリング・シンポジウム2026」において、食品製造現場における要員計画システムの実装事例を発表したと公表しました。本事例は、SAP生産スケジューラとウィンワークスの要員計画システム「WINWORKS One」を連携させ、属人性の排除と計画業務の標準化を図った取り組みです。構築を支援したウィンワークスとの共同執筆による講演論文もWebサイトで公開されています。

発表内容のポイント

  • 生産スケジューラと要員計画システムをデータ交換によって連携する構成を採用
  • スケジューラが人数として扱う人的資源を、要員計画側でスキル単位まで詳細化
  • 森永製菓は今後、この要員計画システムの対象工場を順次拡大していく予定

発表の背景

製造業における人手不足が深刻化する中、生産現場での最適な人員配置や計画業務の効率化が急務となっています。森永製菓では、サプライチェーンマネジメント(SCM)の高度化プロジェクトの一環として、生産計画と現場の要員計画をいかにスムーズに連動させるか、そして計画業務における属人性をいかに排除するかが課題となっていました。

何が発表されたのか

今回の事例では、生産スケジューラと要員計画システムを一つのシステムに統合するのではなく、データ交換による連携を選択しました。生産スケジューラ側では必要となる「人数」としての人的資源を管理し、要員計画システム「WINWORKS One」側でそれを引き継ぎ、個々の作業員の「スキル単位」にまで落とし込んだ詳細な計画を作成します。これにより、各システムの役割を明確に分けつつ、現場の実態に即した要員計画の自動化と標準化を実現しました。

製造業・生産管理への見方

多くの製造現場において、生産スケジューラによる設備やラインの計画と、実際に稼働させる作業員のシフトやスキルを考慮した要員計画は、別々の担当者が手作業で調整するなど分断されがちです。本事例のように、システムを無理に一体化せず、データ連携によって「人数枠の算出」と「スキルに応じた個別配置」を切り分ける設計思想は、複雑なスキル管理が求められる食品製造や多品種少量生産の現場において、DXを進める上での現実的かつ有効なアプローチとして参考になります。

現場で確認したいポイント

  • 自社の生産スケジューラと要員計画の間で、どのようなデータ連携が可能か
  • 現場の作業員が持つスキル情報が、システム上で一元管理・更新されているか
  • 複数工場へ展開する際、工場ごとの固有ルールをシステムにどう反映させるか

確認しておきたい点

本リリースには、システム導入による具体的な生産性向上率やコスト削減効果などの数値実績、および導入にかかった期間については記載されていません。

出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 ウィンワークス株式会社
発表日時 2026-09-24 13:00:02
元記事 PR TIMESで読む

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です