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日本精工、ローラガイド向けに新型潤滑ユニットを適用開始。メンテナンス周期を延長

日本精工が、潤滑油供給期間を従来比約2倍に延ばした潤滑ユニット「NSK K1-L」をローラガイドへ適用。工作機械などの長期メンテナンスフリー化に貢献します。

生産現場のシステムNAVI編集部
日本精工、ローラガイド向けに新型潤滑ユニットを適用開始。メンテナンス周期を延長

この記事の要点: 日本精工株式会社は、潤滑油供給能力を向上させた潤滑ユニット「NSK K1-L」を搭載したローラガイドの販売を2026年10月に開始します。従来はボールガイド向けに展開していた同ユニットを、高剛性・高負荷容量が求められるローラガイドにも適用拡大したもので、工作機械や大型搬送装置などの長期にわたる潤滑メンテナンスフリー化に貢献します。2026年10月開催の「JIMTOF2026」にも出展予定です。

発表内容のポイント

  • 潤滑油供給期間を従来品「NSK K1」に比べて約2倍に延長し、再給脂の手間を削減
  • トライボロジーと解析技術により、広い軌道面を持つローラガイドへの安定接触を実現
  • 工作機械や大型搬送装置、二次電池製造設備など高負荷・高信頼性が求められる用途に対応

発表の背景

工場のスマートファクトリー化に伴い、装置の省人化や自動化が進む中、直動案内製品における給油や再給脂といったメンテナンス作業の軽減が強く求められています。日本精工はこれまでボールガイド向けに潤滑ユニット「NSK K1-L」を展開し評価を得てきましたが、工作機械や産業用ロボットなどの分野でも潤滑メンテナンスフリー化へのニーズが高まったことから、ローラガイドへの適用拡大を決定しました。

何が発表されたのか

「NSK K1-L」は、油と樹脂を一体成形し、多量に含有した潤滑油が徐々に染み出す構造を持つユニットです。従来品の「NSK K1」と比較して、同社評価条件下で約2倍の潤滑油供給期間を実現しています。ローラガイドはボールガイドに比べて軌道面が広いため、潤滑ユニットを安定して接触させ続けることが技術的課題でした。同社は独自のトライボロジー技術と解析技術を駆使し、軌道面との継続的な接触状態を把握することで、ローラガイドに最適化した形状を開発しました。

製造業・生産管理への見方

製造現場における保全業務の効率化は、人手不足が深刻化する中で極めて重要な課題です。特に工作機械や大型搬送装置、二次電池製造設備などの稼働率を維持するためには、直動部品の定期的なグリスアップやメンテナンスの手間をいかに減らすかが焦点となります。今回、高剛性なローラガイドにおいて潤滑寿命が約2倍に延びることで、装置のダウンタイム削減と保全工数の大幅な低減が期待できます。スマートファクトリー化を推進する生産管理・設備管理部門にとって、安定稼働と省人化を両立する現実的な選択肢となるでしょう。

現場で確認したいポイント

  • 自社工場で稼働中の工作機械や大型搬送装置における、ローラガイドの給脂頻度と保全工数
  • 既存のローラガイドから「NSK K1-L」搭載品へ置き換える際の、取付互換性やスペースの有無
  • 自社の使用環境(粉塵や温度など)における、実際の潤滑寿命やメンテナンス周期のシミュレーション

確認しておきたい点

潤滑油供給期間の「約2倍」という数値はメーカーの評価条件下での比較であり、実際の製造現場の稼働環境や負荷状況によって効果が異なる可能性がある点に留意が必要です。

出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 日本精工株式会社
発表日時 2026-09-17 14:09:55
元記事 PR TIMESで読む

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