この記事の要点: Wi-Fi HaLowチップベンダーのモースマイクロは、クロアチアの設計・製造企業であるByte Lab社を、欧州初となる「Wi-Fi HaLowデザインパートナープログラム」のパートナーに選定したと発表しました。これにより、欧州市場向けに長距離・低消費電力のワイヤレス製品を開発する顧客は、設計から認証、量産に至るまでの全プロセスを現地で一貫して委ねることが可能になります。
発表内容のポイント
- Byte Labが欧州初のWi-Fi HaLowデザインパートナーに選定され、現地での一貫体制を構築
- 組み込み設計、認証、自社ラインでの基板実装や筐体組立、量産までワンストップで対応
- 産業用IoTやスマートインフラ向けに、中継器なしで広大な敷地をカバーする通信環境を提供
発表の背景
産業用IoTやスマートインフラの普及に伴い、広大な工場敷地や施設全体をカバーできる長距離かつ低消費電力の通信技術への需要が高まっています。モースマイクロは、従来のWi-Fiの10倍の通信距離を持つWi-Fi HaLowの普及を進めており、開発から市場投入までの期間を短縮するため、世界各地の設計会社やシステムインテグレーターとのパートナーシップ強化を進めています。
何が発表されたのか
Byte Lab社は、組み込みハードウェア・ソフトウェア開発、エッジAI導入、さらには自社内にプリント基板実装および筐体組立ラインを持つ電子製品の設計・製造企業です。今回のパートナーシップにより、欧州の顧客は他社へ委託することなく、製品の構想段階から試作、認証、そして量産化に至る全ライフサイクルを同社のみで完結できるようになります。モースマイクロは半導体や開発ツール、サポートを提供し、Wi-Fi HaLow製品の迅速な市場投入を支援します。
製造業・生産管理への見方
製造現場や大規模な産業施設において、広範囲をカバーする無線ネットワークの構築は、配線コストの削減やレイアウト変更への柔軟な対応に直結します。Wi-Fi HaLowは中継器を多数設置することなく広大なエリアをカバーできるため、工場内のセンサーネットワークや設備監視、物流倉庫の在庫管理などのDX推進において有用な選択肢となります。設計から生産までを一貫して行えるパートナーの存在は、産業用IoTデバイスの導入ハードルを下げる効果が期待されます。
現場で確認したいポイント
- 自社の工場や施設において、既存のWi-Fiや他の無線通信規格でカバーしきれていないエリアがあるか
- 導入を検討している産業用IoTデバイスやセンサーが、Wi-Fi HaLow規格に対応可能か
- 欧州市場向けの製品開発や現地工場への導入において、設計から認証までのサポート体制が必要か
確認しておきたい点
本リリースは欧州市場におけるデザインパートナー選定に関するものであり、日本国内における具体的なサポート体制や、国内の電波法などの規制に準拠した製品展開のスケジュールについては明記されていません。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | Morse Micro PTY. LTD. |
| 発表日時 | 2026-09-16 09:19:08 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |