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デクセリアルズ、鹿沼第2工場に新棟竣工。ACF生産能力1.5倍、生産性2倍へ

デクセリアルズは鹿沼事業所第2工場に新棟を竣工し、異方性導電膜(ACF)の生産を開始。スマートファクトリー化により生産性向上を目指します。

生産現場のシステムNAVI編集部
デクセリアルズ、鹿沼第2工場に新棟竣工。ACF生産能力1.5倍、生産性2倍へ

この記事の要点: デクセリアルズ株式会社は、栃木県鹿沼市の鹿沼事業所第2工場において新棟(101号館)を竣工し、異方性導電膜(ACF)の生産を開始したと発表しました。本投資は同社の中期経営計画2028に基づく製造機能強化の一環であり、需要拡大への対応と安定供給体制の構築を目的としています。新棟ではスマートファクトリー化を推進し、生産キャパシティの拡大と生産効率の向上を同時に追求します。

発表内容のポイント

  • ACFの生産キャパシティを既存比約1.5倍に拡大し、一人当たり生産性2倍以上を目指す
  • 自動搬送ロボットや自動倉庫などの先進設備を導入し、人と機械が協働する体制を構築
  • コージェネレーションシステムや耐震・高床設計を採用し、災害に強いBCP対策を徹底

発表の背景

スマートフォンや車載ディスプレイの進化に伴い、高精細化や実装の高密度化が進む中、接合材料であるACFの技術的ニーズや市場規模は拡大傾向にあります。デクセリアルズは世界シェアNo.1の製品供給責任を果たすため、2023年2月に拡張用地を取得し、2024年9月から新棟の建設を進めてきました。将来の需要変動や技術進化に柔軟に対応できる、強靭な生産基盤の構築が求められていました。

何が発表されたのか

竣工した新棟は3階建て、延べ床面積24,145平方メートルで、「サステナブル」「スマートファクトリー」「ヘルス&ウェルビーイング」の3つをコンセプトに掲げています。スマートファクトリー化の取り組みとして、自動搬送ロボットや自動倉庫を導入し、工程の効率化と品質の安定化を図ります。これにより、ACFの生産能力を従来の約1.5倍に引き上げるとともに、一人当たりの生産性を2倍以上へ高める計画です。また、コージェネレーションシステムの導入や高床設計などのBCP対策により、災害時の操業継続性も確保しています。

製造業・生産管理への見方

本件は、製造業における「自動化による生産性向上」と「BCP(事業継続計画)の強化」を両立させた先進的な事例です。特に労働力不足が深刻化する中、単なる省人化にとどまらず、自動搬送ロボットや自動倉庫を活用して「人と機械がそれぞれ得意な領域を担う」協働体制を構築している点が特徴です。また、インフラ面ではコージェネレーションシステムや浸水対策(高床設計)を施し、停電や自然災害時にも稼働を維持できる設計となっており、サプライチェーンの途絶を防ぐ工場づくりのモデルケースと言えます。

現場で確認したいポイント

  • 自動搬送ロボットや自動倉庫の導入による、具体的な工程間連携やレイアウト設計の工夫
  • 一人当たり生産性2倍以上を達成するための、自動化設備と人員配置の最適化プロセス
  • コージェネレーションシステムや高床設計など、自社工場における災害対策の投資対効果

確認しておきたい点

本リリースでは、新棟における「一人当たりの生産性を2倍以上へ向上させること」を目標(目指す姿)として掲げていますが、現時点でこの数値目標が達成された実績値ではない点に留意する必要があります。

出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 デクセリアルズ株式会社
発表日時 2026-09-14 15:04:00
元記事 PR TIMESで読む

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