この記事の要点: 株式会社モルフォは、自動運転や先進運転支援システム(ADAS)の開発効率化に向け、自動車シミュレータ分野の技術開発に着手したと発表しました。実車の走行データからシミュレータ用の走行シナリオを自動生成する技術の開発を進めており、2026年9月17日に開催される「dSPACE Japan User Conference 2026」にて初公開する予定です。
発表内容のポイント
- 実車の走行データからシミュレータ用の走行シナリオを自動生成する技術を開発
- 人手で行われていたシナリオ作成作業を自動化し、開発現場の負担を軽減
- dSPACE社の検証ツール群と連携し、実車シーンの再現プロセスを展示・講演
発表の背景
自動運転やADASの開発では、実車テストに加えて仮想空間でのシミュレータ検証が不可欠となっています。危険な場面や稀な状況を再現する需要が高まる一方、シミュレータ上で再現する運転シナリオの作成は人手作業が中心であり、開発現場の大きな負担となっていました。モルフォはこれまで培った車載画像処理・AI技術の知見を活かし、この検証工程の課題解決に乗り出しました。
何が発表されたのか
今回開発を進める技術は、実車で撮影した映像などの走行データから、自動車シミュレータで活用できる走行シナリオを自動生成し、人が編集可能な形式へ変換するものです。dSPACE社の映像管理システム「IVS」で抽出した走行映像からシナリオを生成し、センサシミュレーション・可視化ソリューション「AURELION」上で実車の走行シーンを再現する一連の流れを構築しています。これにより、シミュレータ用データの作成工数を大幅に削減することが期待されます。
製造業・生産管理への見方
自動車や車載部品の開発・製造プロセスにおいて、ソフトウェアの検証工数削減と品質確保は極めて重要な課題です。特に自動運転分野では、膨大なパターンのテストが必要となるため、シミュレーション環境の構築効率が開発スピードを左右します。実車データから自動でテストシナリオを生成する本技術は、車載システムやECU(電子制御ユニット)の開発・適合プロセスにおけるDXを推進し、設計・検証フェーズのリードタイム短縮に寄与する可能性を持っています。
現場で確認したいポイント
- 実車映像からどの程度の精度でシミュレータ用シナリオを再現できるか
- dSPACE社製ツール(IVS、AURELION)との具体的な連携手順やシステム要件
- 自社の自動運転・ADAS開発プロセスや既存のシミュレーション環境への適合性
確認しておきたい点
本技術は現在開発中の段階であり、具体的な提供開始時期やライセンス形態、対応するシミュレータの範囲などの詳細については、今後の発表を確認する必要があります。
関連リンク
- 発表企業サイト:株式会社モルフォの公式ホームページです。
- 関連イベントページ:技術が初公開されるdSPACE社イベントの詳細ページです。
- 発表企業のPR TIMESページ:株式会社モルフォのプレスリリース一覧です。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社モルフォ |
| 発表日時 | 2026-09-11 15:30:01 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |