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サニープロダクツが伊豆に自社工場を開設、真空低温スチームドライ製法を導入

食品卸のサニープロダクツが伊豆市にペットフード自社工場を開設。真空低温スチームドライ製法を導入し、製造工程の可視化を図ります。

生産現場のシステムNAVI編集部
サニープロダクツが伊豆に自社工場を開設、真空低温スチームドライ製法を導入

この記事の要点: 食品卸事業を展開する株式会社サニープロダクツは、静岡県伊豆市にペットフードの自社工場を開設し、新ブランド「Enovique(エノヴィーク)」を始動しました。総投資額約1.3億円を投じた同工場では、独自の「真空低温スチームドライ製法」を採用。2026年9月7日よりECサイトでの販売を開始し、今後は製造工程や環境を飼い主に公開する工場見学の実施も計画しています。

発表内容のポイント

  • 総投資額約1.3億円を投じ、静岡県伊豆市にペットフード製造の自社工場を開設
  • 約60℃の低温乾燥とスチームを組み合わせた「真空低温スチームドライ製法」を採用
  • 原材料や製造工程、成分分析値などの情報を開示し、月1〜2回の工場見学も計画

発表の背景

サニープロダクツは19年間にわたり飲食店向けに食材を供給してきた食品卸会社です。代表者が愛犬との暮らしの中でペットフードの品質や加工方法、製造環境の不透明さに疑問を抱いたことが開発の契機となりました。当初はOEM製造も検討されましたが、製法のこだわりや製造工程の透明性を追求するため、自社工場の建設を決定しました。

何が発表されたのか

新工場に導入された「真空低温スチームドライ製法」は、真空状態で水の沸点が下がる原理を利用し、約60℃の低温で乾燥を行う技術です。素材に過度な熱をかけず、酸素との接触を抑えることで脂質の酸化を抑制します。さらにスチームを組み合わせることで衛生面にも配慮しています。事前検証では、マイワシの乾燥前後における抽出油脂の酸価(AV)がほぼ変化しないことや、パイナップルを用いた試験で乾燥後も約82%相当の酵素活性が維持されることを確認しています。

製造業・生産管理への見方

本件は、食品卸から製造業への垂直統合と、自社工場設立によるプロセス管理の徹底を示す事例です。OEMに頼らず自社で約1.3億円(うち製造設備に約6,500万円、改修に約3,200万円)を投資し、製造条件を自社でコントロールできる体制を整えました。また、製造工程や成分分析値などのデータを「見せる」というコンセプトは、トレーサビリティや品質保証の観点からも、製造業DXやプロセス管理における情報開示のあり方として参考になります。

現場で確認したいポイント

  • 真空低温スチームドライ製法における、対象素材ごとの最適な加工条件の設定方法
  • 外部機関に依頼した成分分析や酵素活性試験のデータ管理と、開示プロセスの運用体制
  • 一般向け工場見学の受け入れに伴う、製造ラインの衛生管理や安全対策の設計

確認しておきたい点

2027年1月頃に発売を計画している犬用ドライフード(総合栄養食)の製造ラインや、具体的な開発進捗については現時点で詳細が公表されていません。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 株式会社サニープロダクツ
発表日時 2026-09-07 13:00:02
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